内臓とこころ

内臓とこころ

858円 (税込)

4pt

「こころ」とは、内蔵された宇宙のリズムである―おねしょ、おっぱい、空腹感といった子どもの発育過程をなぞりながら、人間の中に「こころ」がかたちづくられるまでを解き明かす解剖学者のデビュー作にして伝説的名著。四億年かけて進化してきた生命の記憶は、毎日の生活の中で秘めやかに再生されている!育児・教育・保育・医療の意味を根源から問いなおす。

...続きを読む

内臓とこころ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    母性本能や、母乳についての記述は、現在の一般的な考え方に対して、そぐわない点もあるし、あくまで、三木成夫さんの、「気づき」を講じたものであるため、学術的な裏付けには乏しいが、それでもなお、学ぶことの喜びに満ちた名著として、輝きを失わない本だと思った。
    学ぶこと、そして、知識を蓄えることで得られる最大

    0
    2023年07月08日

    Posted by ブクログ

    内臓のはたらきと子どものこころ (みんなの保育大学)築地書館1995年12月と本文は同じ?
    文庫版解説は解剖学のようろう・たけし氏。

    0
    2023年06月12日

    Posted by ブクログ

    2016.4.17
    に書いた読書メモ。

    解剖学の本だからなんて敬遠したら、人生、損するかも。
    生命の神秘を楽しく垣間見れる。
    なんで小中学校で、こういう授業が無いんだろう。おもしろおかしい。

    内臓の感受性。
    世界は舐め回して知覚する。
    デッサンが上手い人は乳児期にいかに畳の目を舐め回したか、によ

    0
    2020年07月27日

    Posted by ブクログ

    俺は全然子育てに関わらなかったから、実感持てないんだけど、赤ちゃんがこころを形成していく過程が描かれている。
    赤ちゃんがいる人は今すぐ読んだらいいと思う。強く推奨!

    0
    2018年10月14日

    Posted by ブクログ

    これは面白い。特に、最後に収められた、この増補版を作るにあたり後藤仁敏氏が選んだという二篇「夜型の問題――かくされた潮汐リズム」と「再現について――形態学の実習」がこれぞ三木成夫の持論という感じで面白い。

    表紙の絵は受胎38日目の胎児の顔。ミツユビナマケモノにそっくりだそうです。ヒト発生初期の1週

    0
    2018年09月07日

    Posted by ブクログ

    とっても面白かった!解剖学を知らない私でも理解できたし、今後もっと深く知りたいと思わされた。宇宙リズムとか桃源郷とか、ともすればトンデモ科学になってしまいそうなことでも、なんとなく、まさに「はらわたで」理解できてしまう文章だった。ユーモアのある口語体も素敵。3歳児と菩薩の顔の講義を受けたかった。

    0
    2014年03月10日

    Posted by ブクログ

     人の心について、始まりから考えるというのはどうすることかという、人類なら人類の生まれてきた「時間」を、こころの姿で気づかせてくれた本です。
     人の様子に、例えば「~障害」とか「~異常」とかレッテルを貼って、わかった気になって安心する風潮がありますが、人間の心の始まりはもっと深いし、もっと遠いところ

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    教養文庫シリーズを持つ出版社6社の共同企画「チチカカコヘ」からの一冊。かなり長いこと、ワタシの読みたい本リストに入っていて、「チチカカコヘ」に押されてようやく手にした次第。

    「人間は宇宙のリズムを内蔵している」なんて言われた瞬間、宇宙モノ好きなワタシはもうノックアウト。ものの例えで、「小宇宙」とい

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    とても奥が深い本だと思った。生物学と人間の精神的な発達との関連を著者の持論でうまく説明してあり、面白かった。
    著者は解剖学や生理学を専門とする医師である。生命の発生からそれがどう人間にまで発達していったか、人間がほかの動物と異なる「こころ」はどの段階から特徴が出てくるのかなど、興味深い議論が展開され

    0
    2016年07月13日

    Posted by ブクログ

    解剖学者にして芸術大学の教授、と聞くと、「……トンデモ?」と疑いがちだが、一体どうして。

    そもそも興味を持ったのが「ドグラ・マグラ」の「胎児よ胎児よ何故躍る母親の心がわかっておそろしいのか」からだった。時間にして16年は遡る。
    もっと早く読んでおけばよかった。

    詩人ともいえる優しさ溢れる語り口が

    0
    2016年05月12日

内臓とこころ の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

内臓とこころ の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

河出文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

三木成夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す