「肩の荷」をおろして生きる

「肩の荷」をおろして生きる

720円 (税込)

3pt

3.8

なぜ日本人は幸福になれないのか。世界有数の豊かさを享受しながら、いつも不機嫌で疲れきった顔をしている人びと。他人の視線ばかりを気にする若者たち。効率ばかりを求める大人たち。誰もが目に見えぬ重圧に、生きづらさを感じている──。本書では、現代人が背負う「肩の荷」の正体を心理学、宗教学、文化人類学の見地を交えて読み解く。著者は、一九八六年にスリランカへ赴き、民俗仏教「悪魔祓い」と仏教思想に基づく農村開発運動を研究。また、近年では、チベット仏教の指導者、ダライ・ラマとの交流などで話題を呼んだ。それらの体験をふまえて、本書では、「若者たちが自立できない理由」をはじめ、「新自由主義がもたらした害悪」「支えあい社会の復権」などについて、やさしい語り口で論じていく。「肩の荷」とは、いったい何を、誰によって背負わされているのか。どうすればおろせるのか。人生の「孤独」と「癒し」の意味を問い直した思想的メッセージの書。

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「肩の荷」をおろして生きる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年08月03日

    世の中の人々は、新自由主義的による「肩の荷」を背負わされている。それによって、人々は考える事を辞めてしまったり、人生に絶望したりする。それが悲惨な事件を起こしたりもする。

    認識を改める必要がある。肩の荷は降ろすことができる。肩の荷を降ろす場が求められている。この世界には支えがあるというイメージを持...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月09日

    この本を読んだ後は、なんともすがすがしい気分になれるのだろうと、すごく期待したのですが、難しい話が多く、考えさせられることが多かったような。それが逆に肩の荷になったりして自分の中でも矛盾になっているかも。
    著者曰く、「やみくもに「肩の荷」をおろすのではなく、負っている肩の荷が自分にどんなメッセージを...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月22日

    エッセイ風の日本人の生き方考察。海外の人々と比べると、どうも日本人はいくつもの「重たい荷物」を背負わされているように見える、という著者の感覚から本書は始まり、誰が荷物を背負わせているのかという考察と、「肩の荷」をおろす方法について独自の見解を述べている。キーワードは「信頼」。(最近、この熟語はよく見...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月24日

    [ 内容 ]
    なぜ日本人は幸福になれないのか。
    世界有数の豊かさを享受しながら、いつも不機嫌で疲れきった顔をしている人びと。
    他人の視線ばかりを気にする若者たち。
    効率ばかりを求める大人たち。
    誰もが目に見えぬ重圧に、生きづらさを感じている―。
    本書では、現代人が背負う「肩の荷」の正体を心理学、宗教...続きを読む

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