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Googleを辞めて、なぜ楽天へ?
マッキンゼーなど11職を渡り歩いた男が今、選んだのは日本の老舗IT企業だった――。
ネット登場から20年。普及期を終えたITは、もはや印刷や農業などあらゆるビジネスを書き換える成功原理である。
数々のIT企業にいたからこそ知り得た、ITビジネスの原理をこの一冊で圧縮体験する。
パズドラ月130億円、LINE3億人、なぜ大成功したのか?
Facebookはなぜマネタイズに苦しむのか?
Googleグラスに秘められたウェアラブルの本質とは?
LINEスタンプとiモード絵文字に共通する仕組みとは何か?
Amazonと楽天の決定的な違いはどこにあるのか?
Yahoo!が勝ち取った「純粋想起」の原理とは?
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
2016/1/15
ITビジネスの成長を、優しく教えてくれている本。
なぜITが必要とされるのか、iモードやgoogleやFacebook等のIT企業がなぜのし上がることが出来たのか
・インターネットによるマッチングの最適化
・iモードのコンセプトは24時間、7日間、30cm以内
・情報を発信することで自分が豊かになるという考え方
・ひとつの広告あたりの売上は、日本はアメリカの3分の1
・日本のようなハイコンテクストの国は、言葉ではない(阿吽の呼吸のようなもの}部分を楽しむことができるのではないか、という筆者の仮説⇒アメリカのようなローコンテクストな国が目指す「無駄なき社会」とは違い、日本はコミュニケーションを楽しむ(商品の背景にある物語も含めて楽しむような)ことが大切になってくるのではないか。
1年後くらいにもう一回読みたい。
Posted by ブクログ
情報を発信する方が得だということは何となくわかりながらも、発信することに対してどこか苦手意識を持っている。本書で、発信することの利点を読み改めて、その大切さを実感。本格的に発信することに慣れていかなければならないなと感じた。
日本では、ハイコンテクストな文化背景から、差異を特別なものと思い、そこに価値を生み出す、いわゆるコミュニケーションやコンテンツ消費にポテンシャルがあるという話は、目から鱗だった。日本では未だにどうでもいいことをつぶやく目的でのTwitterが他の国よりなぜか流行っている
和歌などといった機微を楽しむ文化が背景にあるのは間違いない
そして、言葉ではない部分も楽しむ、余白を楽しむ文化というのも確かにと思った。絵文字は言葉では表現できない部分を表せる良いツールだ。これが日本で生まれたのも納得できる。
本書では、このハイコンテクストがこれからのインターネット、ITビジネスを考える上で最も重要なキーワードだとしている。
現状、ローコンテクスト的な使い方をされているインターネットを、ハイコンテクスト的な使い方に昇華させていくことがこれからのITビジネスのあり方なのではないか、というものだ。
純粋な商品の価値以外にも、体験、ストーリー自体にも価値がついてきているという話は、自分自身そう感じるし、よく言われていることだ。ハイコンテクストなITビジネスでは、商品に魅力的な物語や付加価値をつけることで余剰を得るというものだ。これに関しては、すでに一部の人がやり始めているものなのではないだろうか。それをうまく用いたビジネスでうまく行っている人を自分は何人か知っている。すでにこのハイコンテクストなITビジネスはやられ始めているのだろう。
将来的に、インターネットの主要ユーザーが、英語に縛られたローコンテクストのユーザーから、土着の言葉、土着の文化を持つ、ハイコンテクストな人たちに変わるという話は、とても印象的だった。これはインターネットのハイコンテクストなモノ同士をダイレクトに繋げられる性質によるものであるが、面白い考え方だなと思った。
この話に続いて、本当のグローバル企業は、英語よりも非言語のコミュニケーションを意識しているという話もとても面白かった。
究極的には、そもそも言語でなくてもいいコミュニケーションができるのではないか、例えば写真とかアイコンとか、言語を介さなくても豊かなコミュニケーションが取れる、むしろよりいいコミュニケーションが取れるのでは?というものだ。
非言語的な部分のポテンシャルはかなりあると感じている。最近読んだ、「復興の記憶論」という本では、言葉にすることで、一部の言葉にできない想い出の部分が失われてしまうという話があり、それと通じる部分があると思った。
筆者の語っていた、「あらゆる国と民族が持つ独自性、多様性を認め、かつ尊重した上で、言語に縛られることなく、言語を超えたところで繋がる関係、この関係を作る力がインターネットにはある。これが目指すべき次世代のインターネット像だ」という部分は、自分自身とてもワクワクさせられる、そして本当にあり得るかもと思わせてくれるものだった。
ずっと違和感を感じていた、SNSへの共有とその瞬間を楽しむということのバランスについて、ウェアラブル端末の話は解決してくれるものだと思った。
ウェアラブル端末によって、情報取得のコストや不安が徐々になくなっていくことで、普段の何気ない日常を共有できるようになる。決めたポーズでの写真ではなくて、より自然な姿を写真に収められる。ほんの1、2秒で日常の中にあるふとした瞬間を気軽に交換し合うようになると、より違いを求めるようになり、リアルの中に潜むほんのちょっとした変化に敏感になり、それを交換・共鳴することを楽しむようになる。
目の前にある現実、その瞬間のリアルの中にある一期一会の出会いを楽しめるようになる。
自分は今までその瞬間を実際に感じて焼き付けることと、写真などの記録として残すこと、SNSなどへの共有によって人とつながること、この両者のバランスに疑問を感じてきた。自分は、後者に偏って、本末転倒になるのがイヤで、あまりSNSへのシェアなどはやってこなかったというのもある。でも、もしもウェアラブル端末によって、その記録に残すことと、実際に体験することのラグがなくなったとしたら、どうだろう。それこそ、自分のモヤモヤを解消してくれるものだ。
早く技術が発達して、このようなテクノロジーが当たり前になってほしい。
後書きで筆者が述べていたことが、地味にかなり共感できるものだった。
会話→価値交換が凝縮された場
日々のちょっとした発見や仮説、事例を人と聞いたり、話したりする
会話の中でお互いの知が共鳴し合って起こる新しい化学反応
会話の中で、みんながその場で起こった着想、化学反応で、ほんの少しだけ豊かになる
着想という価値交換の連鎖
自分自身、この会話が大好きで、日々のさまざまなことを人と共有して、相手からの意見を聞くのがたまらなく大好きだ。お互い違うからこそ生まれる化学反応がたまらなくワクワクするのだ。この会話のポテンシャルについて述べていた筆者に、激しく同意したい。
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ビジネス・実用
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