無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年04月30日
もう何回読み返しただろう。「しろばんば」、「夏草冬濤」、「北の海」の3部作。
特に旧制中学を卒業してから秋までを描いた「北の海」が好きだ。四高の柔道部に体験入部し、秋の気配がし出す頃に金沢を去るところが物悲しくも希望に満ちていて洪作を応援したくなる。
この本を初めて読んで、金沢を旅した学生の頃を思い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月19日
単行本で再読時の感想---6年生の頃母が買ってくれた本。特別な日でもないのに読んでごらんと手渡され、思いがけない贈り物がとてもうれしかったのを覚えている。おもしろくて何度も読み返した大好きな作品。これをきっかけに中学生の間は井上作品を随分読んだ覚えがある。先日ふと思い立って30年ぶりくらいにこの本を...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
終わった〜!10代で挑戦し挫折した井上靖の自伝的三部作を読破。この下巻でも会話がイキイキしてて、特に洪作が宇田に台湾行きに関して一札とられる場面は面白すぎてニヤけてしまった。全作通し、なんて靖氏は昔をよく覚えておられるのだろう!と感嘆しながら読み終えたら、本作の解説を読んで、ガ〜ン・・・「『坊ちゃん...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月29日
文豪、井上靖が書いた自伝的小説三部作の最終章にあたる長編小説。実際に読んだのは単行本版。
おそらく、日本の純文学史上最古のスポ根小説。本作を一言で言うなら、まずこれ。
親元から遠く離れた地で暮らす主人公、洪作は、なんとか中学を卒業するも高校には受からず、浪人としての日々を柔道に費やして過ごしてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月19日
下巻も四高に入学するところまで行かずに、というか受験勉強すら最後の数ページ迄しないまま終わる。四高のシーンは夏合宿に参加するだけ、と。
柔道をするためだけに大学に入る。しかも、全国大会とかではなく、関係者以外誰も知らない七帝。アホの極みというか、なんというか。
宇田先生といい、食堂のお内儀さんといい...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月18日
四高柔道部の仲間と過ごす金沢での時間が、とてもいいな、と思いました。
酒も、煙草も、女も、勉強も(!)なく、ひたすら柔道をして過ごす、四高柔道部のメンバー。
練習量がすべてを決定する柔道。
練習と、研究。
人生のある時期を、そんな風に何かに打ち込んで過ごすというのは、とてもぜいたくで、幸せな生き方...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。