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Posted by ブクログ
わーやっと読み終わった・・・
もう絶版なのか本屋で売ってないから古本で購入。
まだ有吉佐和子の小説は3冊目だけど、登場する女性達、私好きです。
もう時代とか関係なく、彼女らの何かに固執する強さとか
ぶれない芯みたいなものを揺ぎ無く押し通す姿勢って
見てて気持ちいいし、天晴れだと思います。
朋子が母の遺言通りに、田沢の家にお骨を納めにお願いするために
赴き、ざっくりと断られた後、
「三つ重ねの包みを受け取るや否や、朋子は田沢家の門柱めがけて、発止と投げつけると、次の瞬間にはもう車中に戻っていた。「走って頂だい、早く。和歌浦へ戻るのよ」」
「あんな家は、一度火を点けて燃やしてしまえばいいのだ。そうすれば、棲んでいた人間たちも頭が切り替わるだろう。焼け爛れた東京が今のように復興したように。」
こんな台詞を朋子に吐かせる有吉佐和子の世界をもっと知りたいと思う。
Posted by ブクログ
奔放な母と、それに振り回されるしっかり者の娘の愛憎を描く。
そりゃあ誰が見ても母は最低の母親なのだろうが、振り回される方も悪いんじゃないか、もっと毅然とすればいいのに、と思ってしまうのは私が若いせいなのか、それとも時代のせいなのか。
確かに母は褒められた性格ではないのだけど、それでもどこか憎めない。
人は誰しも、自分の思うままに生きたいと思うものだけど、それすなわち誰かを傷つけても構わないということになるのかもしれない。
誰かを傷つけないように生きれば、自然自分がどこかで傷つかずにはいられない。
母にも娘にも感情移入はせず、ただ親子の情愛の不思議さを思った。
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