群青の夜の羽毛布

群青の夜の羽毛布

616円 (税込)

3pt

ひっそり暮らす不思議な女性に惹かれる大学生の鉄男。しかし次第に、他人とうまくつきあえない不安定な彼女に、疑問を募らせていき--。家族、そして母娘の関係に潜む闇を描いた傑作長篇小説。

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群青の夜の羽毛布 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年07月22日

    母と娘2人の闇を抱える家族の謎を、長女の彼氏と同じ視点でどんどん明らかになる。
    情と憎しみが入り混じっている異常な家族関係。展開が読めず、続きが気になり一気に読んでしまった。
    山本文緒さんの小説は本当に面白い!

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    Posted by ブクログ 2014年02月06日

    門限が夜10時、私と同じでふと気になって手にとってみました。数時間で一気読みしてしまった。読み終わった後のなんとも言えない余韻が続く作品。
    なんだか今までの生き方、考え方、家庭環境がさとると驚くほど似ている。
    大切な本がまた一つふえました。

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    Posted by ブクログ 2014年01月31日

    やっぱり山本文緒は最高です。近年稀に見る一気読みをしてしまった。
    うしろにある作者の存在なんか感じる余裕もないくらい、そこにある圧倒的な「現実」に巻き込まれて、いつのまにか泣き叫びたいほどの鬱の渦に呑み込まれる感じ。
    後半は軽くホラーかという展開になるので、微妙に自分とのシンクロ率が低下して、逆に楽...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月18日

    不思議な魅力を持つ女性・さとると付き合い出した鉄男。
    あまりにも厳格な母親、奔放な妹、母親の顔色を伺いながら暮らすさとる。彼女の家庭環境のいびつさは、次第に鉄男の知るところになる。
    皆イヤなやつで読後感がめちゃくちゃに悪い…なのに読めちゃう…

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    Posted by ブクログ 2021年12月22日

    暗くてジメジメしていて、気持ち悪いのに、なぜかグイグイ読めてしまう不思議な小説だった。
    「さとる」の恋人、鉄男くんと一緒に、この女3人の毬谷家に惹き込まれ、振り回されてしまう。
    後半は読んでいて胸が痛かったけど、最後は衝撃的だったけど少しスッキリしたというか、ほっとした。
    時期は不明だけど、山本さん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月11日

    嫌な気分になる本。
    でも読み進めて行くと止まらなくなる。
    ある意味ホラーより怖いかも。
    色んな人間関係あるけれど、なんだかんだと縁が切れない家族との人間関係が一番難しいのではと考えさせられた。
    仕事が忙しい時や余裕がない時にはお勧めしにくい本です。山本文緒さんは、大人しそうだけど男性に依存したり掴み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月13日

    家事手伝いをする24歳のさとるの門限は10時。
    それを頑なに守っている。
    さとると付き合うようになったスーパーのアルバイト店員大学生の鉄男から見たさとるの家庭は、普通ではないように思えた。

    多少の家族の秘密はどこにでもありそうですが、さとるの家庭の問題はとても深く重い。
    さとるはその被害者なのかも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月01日

    どんなに憎くても 家族っていうのは縁を切るのは難しい。家を出ていけば、いちようは丸くおさまることなんだろうけど、、、ここまで家に執着してしまうのはやっぱり病んでる気がする。
    病んでる女を書くのほんと・・うまいーーーーー・・・
    途中まで展開がまったく読めないので、どんな秘密があるのかゾクゾクしまし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月13日

    家族という箱は本当に怖い。
    さとるはふつう、みつるはすごい。
    母という存在はなんでいつも狂ってしまうんだろう。
    意識が中にむいているから?
    家族を離すまい、という異常な執着?

    意識は外に向いていた方がいいのかな。
    外から見えない、というのがいけないんだろうか。
    わからない。

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    Posted by ブクログ 2023年04月03日

    山本文緒さんの本はどれも文章がサラッとしていて読みやすい。この本はストーリーが少し重いけど、山本文緒さんの書く文章や会話のリズム良さで、ドラマを見るようにスーッと一気に読めてしまいました。
    母親が、どうしてああなってしまったのか、もう少し掘り下げて書いてあれば良かったかな、、。

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