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古代ペルシアの予言者ツァラトゥストラの教説の形をとり、詩的表現を駆使して展開されるニーチェの根本思想。近代社会に衝撃を与え、今日もなお予言と謎にみちた、永遠の哲学書。
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Posted by ブクログ
「神は死んだ」で、市中に根を張る既成の(まやかしの)価値観からの脱却を叫び、「超人たれ」でローリングストーンな生き方をすすめる。この本は現代でも十分示唆に富む。 しかし、もしツァラトゥストラ(すなわちニーチェ)の語りがすべて終わった後「あなたの説はごもっともです。それでは次に、あなたの説を聞いたう...続きを読むえで感じた私の説を聞いてください。」とニーチェに語りかける機会があったとしても、ニーチェは絶対にこちらの声に耳を傾けはしなかっただろう。それほどに本書は注意して読まないと、一方的にその内容に飲み込まれる恐れがある、と感じた。 この本が世に出てから年月を経た現在では、一気に通読しなくても適当に合いの手を入れながら、自分のペースで読むことが可能である。 書きぶりがあまりに勢いがあるので、最初に読んだときは「この本はまさに自分の代弁だ」と傾倒するかもしれないが、それは早とちり。 まさにニーチェの思うつぼ。 剣道の試合のように、相手が休む間もなく打ち込んできても、自分の間合いを確実に保つこと。それがこの本を読むうえで求められるスタンスである。 (2007/6/12)
高校時代、社会から疎外されたときに読んだ書。 冒頭に「毒を以て毒を制する」という内容があったと思うが、まさにこの本自体が毒である。 毒を飲んで「単なる見下し屋さん」になるか「真の意味でのエリート」になるか、それが問題である。(僕自身もその境界線に立っていると思う)
僕は本書の中の「友」という項が好きだ。 自分が「友情」というものに対して漠然と考えていたことを、ニーチェ特有の
わたしが持ってるのは岩波版だけど、表紙が可愛いのでこっちにした。小説というか散文詩のような感じ。オープニングの綱渡り師が落下するあたりなんて、ホドロフスキーのディレクションっぽい映像が浮かぶ。
長い旅に出るとき、僕は哲学書を持っていく。 それは怠惰な自分が哲学書に向き合える唯一の機会だからである。 ドイツからポルトガルまでの流浪の一人旅、通じない言語、スカスカの財布と相談するたびに、僕は本を開いた。 ニーチェは雄弁だった、それが一人旅の自分にはすごく心地よかった。 つい最近、宗教の持...続きを読むつ意味を深く考える機会が多かった。 それは身の回りの変化や将来に対する漠然とした不安に根差したものだった。 下巻書評につづく
大好きなニーチェの名作。 P130 ・「女が愛するときには、男はその女を恐れるがいい。アイスふとき女はあらゆる犠牲を捧げる。そしてほかのいっさいのことは、その女にとって価値を失う。」 ・「女はどういう男を最も憎むか。」 ーお前が私を引きながらも、ぐっとひきよせて離さぬほどには強く引かないからだ...続きを読む ・男の幸福は「われは欲する」 女の幸福は「かれは欲する」
初めてのニーチェ原著。 いろんな方面から、勢いをゆるめずに熱く語ってくるツァラトゥストラはすごい。 「超人」「大地に忠実であること」の概念が私にははっきり認めることができず、再読することが必要。 「多く者は死ぬのがおそすぎる」 「時に適って死ね」 がとても共感できた。 自分で死に際を見極めて、死の...続きを読む準備をしたい。 子供たちがある程度大きくなったら、私の生きている意味はあまりないのではと思う。 第2巻を読む気力がなくなり、断念。。
色々予定が重なって読破できず。(;_;) 最初読んだツァラトゥストラとは違って、 注釈もしっかりつけてくれてるから、それも読み込んだら結構時間かかる〜 下をまだ読めてないから、またちょっと落ち着いたら手出したい
注釈がついていて読みやすい。 下記の文章を読んで、自分の抱えていた悩みがぶっ飛んだ。 「君は君の友のために、自分をどんなに美しく装っても、装いすぎるということはないのだ。なぜなら、君は友にとって、超人を目ざして飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから」(107頁)
中二病の聖典。過剰な選民思想にドン引きすることもあるけどついつい真面目に生き方のアドバイスとして読んでしまいました。全部真に受けたら大変な本。
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