日本人へ 危機からの脱出篇

日本人へ 危機からの脱出篇

921円 (税込)

4pt

いま、日本は岐路に立たされています。東日本大震災、収束の見えない原発問題、限りなく短い総理の座――。この危機的な状況は「戦後」の混乱ともいえます。私たちはどう生き抜けばよいのでしょうか。「賢者は歴史に学ぶ。愚者は歴史にも、経験にも学べない」。古代ローマやルネサンス史などに通暁し、ローマ在住で日本を客観視できる塩野さんのこの警句に、今こそ私たちは耳を傾けるべきです。『リーダー篇』『国家と歴史篇』に続く、叡智に満ちた日本人へのメッセージ、第3弾!

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日本人へ 危機からの脱出篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    塩野七生の「日本人へ」第3段。

    太平洋戦争を体験し、イタリアという異郷の地から、日本を眺めている彼女からの、祖国へのメッセージです。

    東日本大震災からあとの日本を、危機ととらえていて、政治力の欠如をなげいています。

    終章に、明治維新が成功したのは、改革者がイデオロギーにとらわれなかったこと、か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月08日

    塩野さんの3冊目。 今も文芸春秋で連載中。 この人の言うことは海外から見た日本なので、非常に客観的で日本の中の日本人ではわからない事をばんばん言っていることが非常に良い。自分にも当てはまることも多々有り、非常に考えさせられる。 母国語とはではやはり考えは日本人は日本語でしか考えがまとまらない、英語で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月12日

    塩野さんはほんと読ませてくれます。読んで面白いだけでなく、必ず考えさせられる。そこが良いですね。衆愚政治は一人一人の声が大きくなったからだという意見は、特に考え込んでしまいました。

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    Posted by ブクログ 2017年05月04日

    ローマの歴史を熟知した上で、日本の様々な問題について筆者の鋭い見解が述べられている。エッセイ風だけれど、複雑な事柄を深く熟孝してきちんと言語化できているからさすがだ。

    *若者のやる気のなさは負けへの怖れから→勝って自信を持つべし
    *競争相手のいない分野を狙う
    *想像力を自由に羽ばたかせたいと思えば...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年01月04日

    イタリア在住の立場から3・11後の日本を見て、エールを送る連載エッセイ。

    著者が記録したローマ帝国は1000年以上続いたが、その期間、内乱も外部侵入もあったし、政治システムも君主制や民主制、独裁制、共和制とコロコロと変わった。そんな困難のたびにローマ人はリーダーを信じて、解決の努力を続けた。日本人...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年11月20日

    震災のこと、日本の政治、イタリアの政治など、すっきりしない世の中が何故すっきりしないのか、すっきりさせる為の方法などが、ギリシャ・ローマ等の歴史から語られています。
    たまに同意しかねる意見も有りましたが、塩野先生の本質を見る鋭い洞察力には頭が下がります。

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    Posted by ブクログ 2013年11月11日

    20131110 歴史を理解すると今が見えるのだろう。説得力のある提言に聞こえるのも歴史上の事実の裏付けがあるからなのだろう。賢者は歴史から学ぶ。

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    Posted by ブクログ 2013年10月30日

     文藝春秋で連載されている,塩野さんの「日本人へ」というエッセイをまとめた3冊目の作品です。東日本大震災前後の時期の作品がおさめられているので,地震の前後で変わった日本を取り巻く状況に思いを巡らせながら読んでいました。
     イタリアや日本を取り巻く状況は変わっているのですが,その変化の中でも,塩野さん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月26日

    いちばん格好イイお姉様のひとり、塩野七生氏による文藝春秋のコラム集第3弾。2010年5月号から2013年10月号までというから、ずいぶん最近のものが収められている。
    イタリアの多くの歴史を俯瞰し、どっぷり浸かって書き進めた著作が示す通り、彼女の現代を見る目は、冷徹で鋭く、それでいて熱い。イタリアと日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月26日

    短編エッセー集。筆者のウィットに富んだ、且つ専門家でない部分でも思いっきりスタンスを取る姿勢に微笑ましくなりながら読む。

    日本人にはずる賢さが足りない、とか危機感こそ重要、という根本的な主張は多くのエッセーに共通しており筆者の強い気持ちを表しているものなのだろう。

    軽い気持ちで隙間時間、気分転換...続きを読む

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