疾走する精神 「今、ここ」から始まる思想

疾走する精神 「今、ここ」から始まる思想

770円 (税込)

3pt

4.1

IT技術一つとってみても、米国を震源とするグローバリズムは強大な力を持つ。66億以上に人間が暮らす広い地球といえども、やがてどこもかしこも同じようになってしまうのではないか懸念もされている。だが「米国もone of themにすぎない」と気付くならば、世界は今までとは違う、多様性の宝庫=深い森に見えてくる。いま何を大切なものとして生きるべきなのか。横断する知を生きる、脳科学者が見つめた現代と未来とは。

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疾走する精神 「今、ここ」から始まる思想 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2013年06月02日

    世の中の多様性の大切さを脳科学に基づいて説明している。自然科学と社会科学の接点が脳の研究のなかにある。一度読んでも理解できるところは一部なので、そのうちまた読み直してみようと思う。

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    Posted by ブクログ 2013年03月31日

    中央公論での2007年連載「新・森の生活」の単行本化。
    いくつか他の著書で披露された内容と重なる箇所もありますが、「多様性」に焦点を絞って論じているので別の角度から読めました。

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    Posted by ブクログ 2010年04月06日

    『疾走する精神――「今、ここ」から始まる精神』(茂木健一郎、2009年、中公新書)

    20のトピックに関する茂木さんの詩であり、語り。
    たんたんとつづられているが、美しい。
    それでいて本質をつくようなするどい洞察。

    茂木さんの教養の深さと膨大な読書量が伝わってくる。
    けっしてひけらかしではないのは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月01日

     すこしむずかしいところがあったのですが電車の名なかでも集中して読んでいたら、ずーっと読んでいなきゃいけないといって前に座った学生さんは下りてゆきました。
     とてもいいほんです。

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    Posted by ブクログ 2010年04月03日

    「絶対」という言葉の意味を、この本で初めて知った。

    「絶対」といってしまうと、人によって違うから「絶対」なんてない、という反論が必ずだされる。しかし、たとえば、音楽を追求するのならば、自分にとっての「絶対的音楽基準」はあるわけで、<「絶対」とは、一個人にこそふさわしい概念>に深くうなづいた。

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    Posted by ブクログ 2019年03月28日

    「グローバリズム」「無限」「アカデミズム」「多世界解釈」「音楽」など、20のテーマについてのエッセイです。

    われわれを取り巻く世界は、たえまなく変化しつづけており、無限の多様性に満ちています。われわれの脳は、こうした世界からやってくる情報の海のなかを泳ぎわたっており、こうした世界の限りない豊饒性を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月10日

    茂木氏の著述は、常に力強い。時に煽動的な部分があるが、引用や経験則からくるロジカルな論述は好きだ。

    森の生活とパノプティコンによる現世の描写、「絵画の前に立つとき」でうたわれる美術と対話、本物の知性について言及した末巻での「運命の女神の着衣の袖に」、どれも下手な作家よりも端的で印象的。

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