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Posted by ブクログ 2016年03月29日
伊藤博文による政治とその再評価をするための本。
これまでの歴史的な評価だと伊藤ってわりと一貫性のない、フレキシブルな(っていうと聞こえがいいけど、まあ尻の座らない)政治家というイメージで語られがちですよね。
でも作者によると実はさにあらず。
伊藤の頭の中には、世人の計り知れない深慮遠謀があった!
...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月24日
ブックファースト渋谷文化村通り店で
購入しました。
(2014年4月26日)
ちょっとだけ読もうと思ったら、
読み始めてしまいました。
いやあ、大分読んだな、と思って
ページ数を見たら、まだ14ページ目です。
だけど。
この本は、濃い。
素晴らしい。
(2014年4月26日)
「思想家」としての...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月09日
これまでの研究史を十分踏まえた上で、著者は、これまでとはまったく逆の伊藤博文評価を試みている。やや伊藤を持ち上げすぎのようにも感じたが、一次資料に依拠した非常にすぐれた分析であり、説得力があった。
副題にもある通り、伊藤を「知の政治家」としてとらえる視点は、韓国統監としての植民地統治の場面にも一貫...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月21日
国造りの難しさを感じた。伊藤はやはり胆力のある政治家だったのだなと思う。彼は主知主義の理想家だったが、漸進主義で譲歩もたくさんしている。それが、彼の一貫性のなさにも見えるが、基本路線として、文明化し国を豊かにし、国民に安全な生活を提供したいという考えがあったように思う。知識の吸収にも貪欲だったシュタ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月29日
明治元老の中で、多大な功績をあげたにも関わらず、比較的低い評価をされているように見える伊藤博文の実像を探る書。 朝鮮総督を務め、暗殺の憂き目にあったためか、正当な評価をされていない、色眼鏡をかけた研究が多い、筆者は感じており、おもに本人の言行を含む当時の一次資料を元に、伊藤の実像を分析している。松下...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月14日
初代内閣総理大臣である伊藤博文の,生涯に渡る政治と「思想」を緻密に追った新書.本文全343頁とかなりボリューミーだが,幕末〜明治中期の政治を中心とした時代変遷をたどるには十分な分量である.
内容は,大きく分けて以下のとおり
渡欧・渡米での文明との出会い(~1873, M6),明治憲法制定まで(~1...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月12日
伊藤博文を国家制度構築の高いビジョンを持った
思想家として見た評伝。
そのビジョンは極めて理想的であるが、
残念ながらそれは日韓両国で失敗し、
かつ現時点においても成功しているとは言い難い。
本自体は分かりやすく書かれており
伊藤の行動を説明づけるものとしては納得がいくもので、興味深い。
一点あえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月23日
筆者が15年の歳月をかけた研究の集大成的な新書。伊藤博文ビギナーの自分にとってはいきなりのフルコース。伊藤博文は、ひろーい幅の(何色も色をもちうる)思想をもって、うまくその時代時代の政治家や知識人と手を結び、明治憲法制定、政友会、韓国統監と渡り歩いたのだというイメージを得た。幅がとても広いだけに節操...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月01日
本書では「伊藤博文」を「知の政治家」と高く評価している。
明治の著名な政治家である「伊藤博文」については様々な評価があるが、本書はその中でもプラスに評価している最右翼の本であると思った。
とにかく「伊藤博文」の政治活動を現在から見てもわかりやすく考察している。
そもそも明治期の「政治情勢」は...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月21日
・伊藤博文が単に何を為したか、という事実の羅列だけでなく、彼の行動における政治思想を記されていることから、読んでいても頭の整理がつく。
・明治時代に、新たに政治の枠組み、制度を創る立場にある政治家として、当然のことながら自らの軸をはっきりと有していた。
・理想を追うだけでなく、現実、詰まり、実効性を...続きを読む
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