母の発達

母の発達

550円 (税込)

2pt

殺しても母は死ななかった。「あ」のお母さんから「ん」のお母さんまで、分裂しながら増殖した-空前絶後の言語的実験を駆使して母性の呪縛を、世界を解体する史上無敵の爆笑おかあさんホラー。純文学に未踏の領野を拓いた傑作。

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母の発達 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こんなにメチャクチャで最高な本はひさしぶりに読んだ。小説というのは元来ことばが物語を生むもので、書かれたことがそのまま虚構内の現実になるような、そういうものだけれども、それをあえてメタ的に示したようでとにかくたのしかった。

    0
    2018年04月11日

    Posted by ブクログ

    笙野頼子の存在を知ったのは佐藤亜紀のHPからでした。
    その直後に本屋で見かけた『金毘羅』>『水晶内制度』>『絶叫師タコグルメと百人の「普通」の男』と読み進めて、その流れで『説教師カニバットと百人の危ない美女』と『だいにっほん、おんたこめいわく史』を読むつもりだったんだけど、ついつい、ふら

    0
    2011年09月26日

    Posted by ブクログ

    ━━おかあさーん。
    ━━へっへーい。
    ━━おかあさーん。
    ━━ぶりぶりぶり。

    この母娘のやり取り壊れてます。これだけ壊せば前が見える?あきらめがつく??
    もうカオス、カオス。

    0
    2011年04月20日

    Posted by ブクログ

     母という存在の抑圧から逃れるため、妄想において母を解体する話。デタラメな妄想録のようでありがながら、実はギリシア神話の母の解体にもつながる奥深さ。「なんじゃこりゃー」と思いながら読み進めていくうちに、いつの間にかこの作家の妄想世界に迷い込んでいきます。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    想像してみてほしい。どんなに最愛の人、生涯の伴侶、来世も予約済み、であっても、ある日突然彼ないし彼女が小指の爪ほどの大きさになった挙句3万匹ほどに増殖したらどうだろうか。あるいは、一周約10メートルの顔面だけの存在となって、落語の小咄ばかりしゃべるようになったら。一瞬、かもしれないけれど、「きもちわ

    0
    2011年12月06日

    Posted by ブクログ

    前評判と異なり、読んでいて爽快感はありませんでした。
    母との関係に特別思い煩うことが無いせいかもしれません。私が。
    言葉に表せない複雑な感情を母に抱いている「娘」であったら、どのような読後感であっただろう。

    私は終始半笑いで、狂気を鈍い冗談で薄めたようなこの物語を読んでいました。
    母性神話を解体す

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    連載途中のなにかを数度読んだ以来の笙野頼子、
    世界観がくっきりで、
    多少その世界に中って気持ち悪くなりながらも読みきりました。
    愛憎を笑えるようになろう。

    0
    2016年04月20日

    Posted by ブクログ

    これ、凄いです。なんか祝詞かなんか読んでる感じになってくるリズム感。シュールで濃い。
    娘の母親離れっていうのは確かに滑稽且つグロテスクだと思うんだけど、こんな風に腹蔵なく書いてしまうのも、凄い。

    0
    2011年06月12日

    Posted by ブクログ

    ★4つではないけど、3つでは少ないかなという感じ。変わった小説。抑圧的な母親を縮小してしまうという幻覚から始まるトリップというか狂気。あまりのことにバカバカしくて笑うお母さんホラー。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まるで宇宙そのものみたいだった……という意味のわからない感想が浮かんでくる。すごい作品を読んでしまった。
    「母の縮小」は内容が突飛でなかなかついていけなくて、「母の発達」の途中からめちゃくちゃ面白くなってきて、「母の大回転音頭」ではこんなものを書く作者がすごすぎると思った。どうやったらこんな話になる

    0
    2024年08月16日

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