無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉

814円 (税込)

4pt

T型フォードの発売からリーマン・ショックまで一〇〇年。自動車の世紀だった二〇世紀が終わり、消費文化は大きな曲がり角を迎えている。大流通グループ「セゾン」を牽引し、無印良品を生み出した堤と、地域の文化の衰退を憂慮する三浦が、消費の未来、日本の将来を語る。「これがいい」ではなく、「これでいい」という「無印」の思想は、企業主導ではない個人主体の生き方を勧めるものである。本当の消費者主権とは何か。

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無印ニッポン 20世紀消費社会の終焉 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年08月28日

    面白かった。堤を知るほどこの人の目指した戦後日本の理想を知りたくなる。セゾン崩壊以降の社会はある種の文化空洞化って感じるのは俺世代くらいで終了してると思うけど。

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    Posted by ブクログ 2010年12月08日

    三浦氏の「生活を愛せない人が増えたと思う」に妙に納得してしまった。
    暮しを便利にする家電やシステムを誰もが利用できるようになり、その恩恵を受けて生活はより豊かでゆとりのあるものになっていってよいはずなのに、実際には、24時間化した日々の暮しにゆとりはなく、追い立てられるような忙しさを感じながら生きて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月13日

    三浦 展の本をちょっと続けて読んでみようかと思ったきっかけの本。まだまだ読みが浅い。同じものを見ていても感覚的にしか分からないんじゃだめ。でもね。学者が視野が狭いってみんなそうじゃん。驚くようなことか?仕事もしたことのない学者に視野のひろさを求めるほうが間違ってる。

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    Posted by ブクログ 2009年11月05日

    「ファスト風土化」:駅前にファストフードや居酒屋のてぇーン店ができたり、郊外に大型ショッピングセンターが登場したりして、駅前の商店街がさびれ、画一化が進むこと。

    「無印良品」は「反体制派」商品である。体制とは「アメリカ的豊かさ」と「ファッション性」の2つを追求することである。

    「共費」:部屋をも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年01月02日

    セゾングループの二人なのでノスタルジー対談かな?と思ったが、さまざまな未来提言を含めた読み応えのある内容であった。

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    Posted by ブクログ 2010年01月30日

    『下流社会』で有名になったアクロス誌元編集長の三浦さんと、セゾングループの実質的オーナー堤清二(辻井喬)さんの対談。

    2人の論を通して、戦後~現在に至る流通と消費生活の流れを駆け足で俯瞰できるのが良かった。無印ブランドの根底に脈々とながれてる哲学みたいなものが、クリエイターや商品開発者ではない元グ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月10日

    ここのところリンク読みしているセゾン文化もの。今更ながら、堤清二という存在の「深さ」と「軽さ」に興味津々なのです。そういう意味で、本書は辻井喬名で書かれているものに比べ、自己批評性が薄く感じられました。やはり、セゾングループの総帥、堤清二とグループ企業、アクロスの編集者であった三浦展との組み合わせが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月09日

    三浦展氏の著作は目を覆いたくなるくらい、基礎知識の不足とデータの意図的な引用が多い。

    でも、この本ではインタビュアーとして、堤氏と視点が共有されており、非常に読みやすい。

    安易な若者批判がなければ、非常に面白い本。でも、三浦展氏がそれを生業としている以上、切っても切り離せないわけで、この本でも安...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年04月28日

    現在の消費行動に関する、三浦氏とセゾンの堤氏の対談。
    内容は戦後からのアメリカ消費文化と日本の変遷を背景とした移り変わりを背景として消費者の意識がどう変わり、さらに商品・サービスがどのように変化したかを語っている。
    歴史的な背景はうなづける点が多く、おそらく三浦氏の多岐にわたるデータを基にした議論な...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年11月26日

    無印良品という「有印」のブランドは、シンプルでありながら心の隙間にフィ
    ットする商品であふれている。

    初めは、「これでいいや。」
    でもそのうちに「これがいいな!」と思わせる。

    そのブランド力は注目に値するところだ。

    無印の歴史について書かれている本ではないけど、そういった「でいい」ものが売れる...続きを読む

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