日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで

日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで

814円 (税込)

4pt

4.0

奈良・平安のいにしえから、日本人は自らの文化の特質について、さまざまな角度から論じてきた。それは、常に異国文化の影響下で自分たちの考え方やふるまい方を築いてきたことと密接な関係がある。本書は、明治以降、西欧文化が激しく流入する時期に焦点を絞り、一五人の思想家、学者、作家などによる代表的な日本文化論を比較文化的視点から読み解くことによって、近代日本人の自画像を検証する試みである。

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日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    明治以降の日本文化論について、自然観・美意識・倫理・形而上学・言語・心理・歴史観など人文的レベルの観点から比較文化的視点で論じた書。

    序 鏡を覗きこむ日本人

    1 明治開国と民族意識のめざめ
    ・志賀重昂『日本風景論』
    ・新渡戸稲造『武士道』
    ・岡倉天心『茶の本』

    2 民俗の発見

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    明治から現代に至るまでの主要な日本文化論をたどっています。とりあげられているのは、志賀重昂、新渡戸稲造、岡倉天心、柳田國男、折口信夫、柳宗悦、西田幾多郎、和辻哲郎、九鬼周造、谷崎潤一郎、川端康成、坂口安吾、岡本太郎、丸山眞男、土居健朗の15人です。

    ただ、著者自身の観点はあまり正面に押し出されてお

    0
    2017年06月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    表題がよくないかもしれない。
    日本文化論の系譜ではなく、一部だ。
    日本文化を他の文化と比較することが、いつから始まったかを述べていないので、系譜は語れない。
    作品の羅列だが、自分にとっては、一連の作品を見直す機会になったのでありがたかった。
    特に、2-3の作品は未読だったので、この際、読ませていただ

    0
    2012年03月22日

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