異端の大義(上)

異端の大義(上)

858円 (税込)

4pt

シリコンバレーからの帰還──。世界有数の大手電機メーカー・東洋電器産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の目を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。

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異端の大義 のシリーズ作品

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  • 異端の大義(上)
    858円 (税込)
    シリコンバレーからの帰還──。世界有数の大手電機メーカー・東洋電器産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を果たして帰国した。長い海外勤務から戻った彼の目を驚かせたのは、創業者一族とその取り巻きによる恣意と保身の横行。入社同期で一族に連なる人事本部長へ直言するが、それが仇となる。高見は、工場閉鎖という過酷なリストラ業務を命じられてしまった。
  • 異端の大義(下)
    814円 (税込)
    新天地・中国での挑戦──。工場の閉鎖業務を進める中、解雇に絶望した従業員が自殺した。その対応を巡って、上層部は保身に走り、高見をさらに子会社へと追いやる。癌を患っていた父親を亡くし、転職を決意した高見は、欧州電機メーカー・カイザーの上級幹部に能力を見込まれ、中国という巨大市場の開拓へと邁進する。激動する国際経済と国内製造業の現実を描き切った経済大河巨篇。

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異端の大義(上) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2011年08月21日

    (上下巻合わせてのレビューです。)

    まだ1月ですが、今年読んだ小説№1に決定!
    久々に骨太で面白い長編経済小説を読んだ。
    やっぱり楡周平さんは間違いない。

    モデルは三洋電機。
    バブル崩壊後の不況の中、シリコンバレーから帰還した主人公は、
    同期の取締役から疎まれ工場閉鎖の任務に就く、、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月28日

    楡周平氏の経済小説

    世界有数の大手電機メーカー、東洋電機産業の高見龍平は、米国の半導体開発部門撤退という大任を
    はたして帰国する。

    帰国して高見が見た会社は、創業者一族支配と取り巻きによる恣意と保身の横行

    同期の湯下は一族出身ということもあり、人事部のトップまで上り詰めている。
    何かと高見を自...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月05日

    SADA
    セールス・アドミニステレーション ・ディストリビューション・アドバタイズメント
    売上額によって業務、物流、広告の経費比率を決定する事。
    ここでも自分の仕事と具体的に接する事が有り、人材離れなど企業が直面する問題もまた正確に反映されている為、この世界にどっぷりと入れる。

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    地の文に説明口調が目立つが、全体の雰囲気がドライだし、英語流なのか無駄な修飾語がないので、この作家のビジネスフィクションは読みやすい。

    0

    Posted by ブクログ 2015年11月15日

    三洋電機をモチーフにしたビジネス小説
    しかし、残念ながら、上下巻あわせてちょっといまいち。
    正直、暗い気分に落ち込んでしまう物語。

    上巻では、MBAホルダーの主人公が(同期の)人事本部長にいじめられるような人事を受け、それでも結果を出すべく奔走する姿が語られています。
    具体的には工場閉鎖というリス...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年11月13日

    同族会社のリストラの話?
    リアルすぎる描写でリストラの大変さがヒシヒシと。
    さすがですね。

    仕事に取り組む姿勢
    大事ですよねぇ!!

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月19日

    楡先生がビジネスアドベンチャー路線に入った良い作品。
    奈落からの這い上がり小説ならではで本当に面白い。

    0

    Posted by ブクログ 2011年10月07日

    主人公の仕事に対する心構えが気持ちよかった。
    途中から展開が読めてしまったのは残念だったが、長編を楽しめて読めた。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年04月05日

    2009/3/30 新大阪のBooks Kioskで購入。
    2015/3/24〜4/1

    3年ぶりの楡作品。『再生巨流』に続く経済小説。同族経営の大企業に勤める高見と、経営者一族に連なる同期の湯下を中心にえがかれる人間ドラマ。技術者上がりてアメリカ駐在から帰国したばかりの高見に対して、個人的なうらみ...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月12日

    MBA​の過大評価、同族経営、形だけの実力主義、日本市場の特殊性、中​国の膨張、買収。企業小説は旬のものと歴史になるものがあるがこ​れは前者か。

    0

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