歎異抄

歎異抄

550円 (税込)

2pt

「アミダ如来はんにいただいた信心を、おれのもんやいう顔で取り返そういうのんは、ホンマにアホらしいことやで」。「ホトケはんやお寺さんへのおフセが多い少ないで、大きなホトケや小っさいホトケになるんやいうのは、こりゃあ、ケッタイな説や」。天災や飢饉に見舞われ、戦乱の収まらない鎌倉初期の無常の世にあって、唯円は師が確信した「他力」の真意を庶民に伝えずにいられなかった。親鸞の教えをライブ感溢れる関西弁で!

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歎異抄 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年02月25日

    日々ありとあらゆるものに悩みぐらぐらふらふら迷っている自分だけど、この本を読んで、そんな自分でもいいのかなぁと思うことができた。

    自業自得という言葉があるけど、この本の中ではそんなものはなんら関係なく掬い上げる「アミダはん」の存在を諭していて、親鸞が語った様々な話に触れていくうちに、自分のどうしよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月02日

    浄土真宗の教祖である親鸞。
    その直弟子の唯円が師である親鸞の思想がその死後に異なったものになることを歎じて書いた書と言われる『歎異抄』

    親鸞(1173-1262)は12世紀から13世紀にかけて生きた人物であり、今から750年以上も前の人物だ。

    驚きなのは、親鸞は弟子をとらない、としてこの本文中に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月10日

    『方丈記』に続き、徳を積む参考書として読んでみたけど、「ナンマンダブ」という魔法の言葉を唱えれば往生できるという。。聖人への道は多種多様だなと。
    『方丈記』を読んで、道端に酔っ払って寝ている人達の額に『阿』の字を書いて回りたいと思ってたところへ、まさかの簡単な方法が紹介されるという結末。
    他には、読...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月09日

    一周回って「無思想」に辿り着いた親鸞さん。親鸞さんと唯円さんの対話があまりにも衝撃的な内容すぎて、『歎異抄』を書き写した蓮如さんも、「むやみにこれを読ませることを許してはならない」と最後に注釈を入れるほど。でも読んじゃダメって言われるほど、もっと読みたくなるものなんじゃないか。
    修行や勉強なんてしな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月12日

    何度目かの読み直しである。今度は、全面関西弁なので、とりあえず最後まで読み通す。関西弁、良いと思うよ。そもそも文字を知らない庶民に親鸞の教えを広めるのが目的の書き物じゃけん、しゃべり言葉で伝わらんかったら、意味ねぇーけんな(←突然岡山弁)。

    (やはり元に戻して)「自力本願」に対する浄土真宗は「他力...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年09月11日

    宗教を過度に否定する風潮が今の世の中にはありますが、歴史上何億、何十億単位で人を救ってきたのもまた宗教な訳で、そこに縋るのは人間として何も不思議じゃないんですよ。とりわけ『歎異抄』には「お前が持ってる荷物全部オレが持ってやるから貸しな」的な空気があって愛しています。

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    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    8年前に梅原猛訳で一度読んでいるのだが、好きな「光文社古典新訳文庫」で「関西弁訳」があると知り読んでみた。

    原典は現代の日本人からすると十分に格調高い古典的な硬い文章に見えるのだが、当時の親鸞はわかりやすい平易な言葉で説いたらしく、その雰囲気を醸すために、『何となく分かる』スタイルの関西弁風翻訳と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月05日

    「南無阿弥陀仏」

    哲学の次は仏教です
    どこを目指してるんでしょう?w
    答え:どこも目指していません

    はい、うち思いっきり真言宗なんですが、まぁいいでしょう
    唯円さんとは同郷なんであまいいでしょう
    甲子園で自分とこの県代表応援するのと同じ気持ちで読みました

    って嘘!絶対嘘!!

    でも、大丈夫どん...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月11日

    仏の教えとは寛容だなーと思いました。
    ナンマイダブと唱えれば善悪に関係なく阿弥陀様が救ってくれる…このユルさが現代でも受け容れられている所以なんでしょうか。

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    Posted by ブクログ 2016年04月19日

    関西弁訳というのに惹かれて読んだ。
    堅苦しい印象がなく、すらすらうと読むことができた。
    「他力」ということがどういうことなのか、よくわかったような気がする。

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