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戦後の日本が世界中の人々に本当に伝えるべきこと、それは、被爆=被曝の体験から生まれた文化、原子力による被害の文化である―。ゴジラと放射能恐怖映画から、鉄腕アトム、広瀬隆『東京に原発を!』、吉本隆明『「反核」異論』、黒澤映画『生きものの記録』、『はだしのゲン』、『長崎の鐘』、『風の谷のナウシカ』、『AKIRA』、「原発文学」の数々まで、さまざまな文化現象を世相に重ね合わせながら読み解き、原発と原爆(=「核」)をめぐる時代精神を浮き彫りにする。3・11の破局にいたるまで、私たちはいったい何をしていたのだろうか…。
...続きを読むPosted by ブクログ 2011年11月01日
タイムリーなネタで面白かった。
「読み比べといったところで、私にその両者の主張を科学的に吟味するだけの能力があるわけではない。私は、その内容というよりは、両者の著書が持つ説得性や論理的な説明の…」
そう!それが私の言いたかった事。
今、皆そのレベルの作業をしてる。
いろんな「専門家」がバラバラの説明...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月20日
借りたもの。
サブタイトルの通り核と関わってきた日本人の精神面をフォーカスしたもの。
それは原爆から原発、そして原発事故に至るまでの日本人の考え方の変化も読み取れるものだった。
日本人の“唯一の被爆国”(表向きに唯一実戦投入されたのは事実だが)という考えに釘を差し、アレルギー並みの嫌悪感を抱きながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月23日
1110923onTV? 央寺
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3・11から逆に照らし出された戦後日本のすがた。ゴジラと放射能恐怖映画から、「原発文学」の数々まで、さまざまな文化現象をとりあげながら、原発と原爆をめぐる時代精神を浮き彫りにする。
著者紹介 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月12日
P191
原発関係者は放射能を閉じ込めるということを強調するのだが
それは実は原発の全ての情報を閉じ込めることであり、
原発に関する論議、討議を密室化し、その実情を決して明らかにしないということにある
P195
発電の方法はいくらでもある。
コスト、環境悪化、持続可能性、終末処理、社会的リスクの
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