人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス

人間には戦争せざるをえない攻撃衝動があるのではないかというアインシュタインの問いに答えた表題の書簡と、自己破壊的な衝動を分析した「喪とメランコリー」、そして自我、超自我、エスの三つの審級で構成した局所論から新しい欲動論を展開する『精神分析入門・続』の2講義ほかを収録。第一次世界大戦の衝撃をうけた精神分析理論の再構築の試み。

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人はなぜ戦争をするのか エロスとタナトス のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    フロイトとアインシュタインの手紙のやりとり。
    フロイトからの返答。
    戦争はなくならせることはできないのか?
    という疑問に対して。


    利害が対立した際に話し合いをして解決する動物というのはちょっと想像できない。
    人間の場合には、動物の本性としてある暴力が、知性によって優劣が決められるように取って代わ

    0
    2019年01月13日

    Posted by ブクログ

    アインシュタインの問題提起に対して、フロイトが回答したという名著。2人の天才がどのような対話を行ったか、非常に興味深い。

    0
    2014年02月01日

    Posted by ブクログ

    経験から推して、暴力がこの世からなくなる可能性はないと言っていいだろう。法が保証する権利は、一種の暴力であるし、自己の内から沸々と湧き起ってくる怒りや攻撃的情動の存在を否定することはできないからだ。だが、暴力がこの世からなくならないという結論は、戦争を排除できないことを意味しない

    0
    2013年10月18日

    Posted by ブクログ

    中山元は『フーコー入門』が読み辛かった覚えがあるのだけども、この訳はなぜこれほど読みやすいのだろう。フロイトのエロス/タナトス理論のわかりやすい解説になると共に、アインシュタインとの往復書簡が秀逸。当時の西洋世界にとって、戦争がどれほど人類の既存の知を脅かしたのかが肌に伝わるようだ。

    0
    2012年11月21日

    Posted by ブクログ


    フロイトさんはおもろいねー。
    てか、考え方似てるわー。。

    なぜ戦争してしまうかって?
    そりゃ、そういうもんだからだよ、人間は。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    40歳を過ぎて、「初フロイト」。

    実は、多分20代の前半か、10代の後半の頃に、「夢判断」か「精神分析入門」、どちらかに挑戦した記憶が。(どっちだったかは、忘れてしまいました)

    「なんじゃこの日本語は?さっぱりわからん...」と、言葉の難解さに辟易して、放り出しました...。

    無駄に難解な日本

    0
    2016年09月05日

    Posted by ブクログ



    フロイト 欲動論と局所論から「人間はなぜ戦争をするのか」について論じた本。


    人間の自己破壊の欲動と道徳的人間に至る過程を解明している。表題以外は専門的だが、訳者 中山元 氏の解説のおかげで 読めた

    フロイトの人間像、戦争に対する態度、戦争における国家像は いずれも悲観的。まずは 最悪に備え

    0
    2016年08月03日

    Posted by ブクログ

    書簡には戦争というものに関してフロイトの理論を敷衍(というほどでもないか?)したらまあそうなるよなということが書かれている。「喪とメランコリー」は面白かった。そのあとの二篇は新潮文庫版『精神分析入門』中の『続・精神分析入門』に収められているもの。全体を通して、ある程度フロイトの理論に親しんでからでな

    0
    2022年02月27日

    Posted by ブクログ

    アインシュタインに問いに対して、なぜ人間は戦争をするのか考察した書簡。
    支配者が持っている権力を暴力と言い切る。支配者は最終的には被支配者に対して暴力をふるうからだ。
    それに対して被支配者は団結して権利を得る。
    なのでお互いに利害関係が一致しないので争い続ける。
    また、欲動(欲求のようなもの)には生

    0
    2016年01月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    序章「人はなぜ戦争をするのか」(1932年)
    第一章「戦争と死に関する時評」(1915年)
    第二章「喪とメランコリー」(1917年)
    第三章「心的な人格の解明」(1933年)
    第四章「不安と欲動の生」(1933年)

    第一次戦争と国際連盟の失敗に衝撃を受けた西欧社会。国民の一部に過ぎない支配階級が通

    0
    2013年12月21日

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