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都下郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生した。死者69名、負傷者116名、未だ原因を特定できず――多数の被害者、目撃者が招喚されるが、ことごとく食い違う証言。防犯ビデオに写っていたのは何か? 異臭は? ぬいぐるみを引きずりながら歩く少女の存在は? そもそも、本当に事故なのか? Q&Aだけで進行する著者の真骨頂!
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Posted by ブクログ
Q&Aで進んでいく物語。 まんまと魅了されました。 パズルのピースが全部ハマるのかと思いきや 終わってみると半分以上ピースが足りてないという。 ただその欠けたピースを想像して何が起こったのか、誰が起こしたのか、それによってどんな影響があったかを自分なりに考えて埋めていく作業がとても楽しかった...続きを読むです。
今までに読んだ本の中で最も「怖かった」本です。Q&Aで繰り広げられる描写がより読者の想像を豊かにさせていて、自分自身でどんどん怖いものを造っていってしまったように思えます。幽霊や心理現象ではなく、人間が一番怖いのだと納得しました。はっきりしない終わり方も怖さを引き立てている気がします。 斬新...続きを読むで素晴らしい作品です!
場面描写がないのに、すらすら画が浮かぶ! すごいな。 映像作品のような小説だった。 そして、2004年刊行にもかかわらず、 めちゃくちゃ現代に通ずるメッセージがあると思う。 SNSが普及して、なおさら、現実と虚構の狭間が曖昧になっている今だからこそ、ハッとさせられた。 けっきょく、あの瞬間、何が起...続きを読むこっていたのか。考察が捗るなぁ〜〜。
久しぶりに1日で一気に読んでしまった。明らかに何かおかしい、何か起きてる、けどそれが何かわからないという気味の悪さがずっと張り付いてる作品。
2024/09/17 オススメしてもらって読んだ久々のミステリー。 舞台は「M」という複合型の施設内で起きた集団パニック事件(ということに作中ではなっている) タイトルの通り、場面や人物、時系列が細々した章ごとに変わって全ての物語が「Q&A」の方式で進んでいく。 もともと事件が起きた後のイン...続きを読むタビューという形式で話が進んでいくのだが、「M」で起きた事件の概要も、質問している人も答えている人もそれぞれの全容が読み進めてもほんの少しずつしか明らかになっていかない。 また、「M」の施設内で起きたことや周りで関わった人へのインタビューの中身も、人によって言ってることがバラバラで最後まで読み進めてようやく線が繋がっていく感覚を楽しむこともできる。 インタビューされて答えている人たちも、最初は普通に答えているだけなのだが、質問が重なっていくうちにだんだん変な方向へと向かっていく。 決してはっきりと全容が分かるわけではないが、ものすごく焦らさせる感覚、色々なヒントを自分で繋げて考えることが楽しかったり、あえて残されるモヤモヤ感が好きみたいな人はさらに楽しめるのではないかと思いました。
タイトル通り、QとAで展開される物語。ただそれだけで描かれるのに、ぐんぐん引き込まれました。読みながら、パズルのピースが埋まっていく不思議な感覚を味わえます。
大型商業施設 M で発生した原因不明のパニックによって、多数の死者が出る。施設の中で一体何が起きたのか、これは事故なのか事件なのか。その全貌を Q&A 形式の複数の対話によって徐々に浮かび上がらせる…というのが本線の話なのだが、その Q&A、支線の一つ一つにあっと驚くような仕掛け(不...続きを読む倫、幼児性犯罪、利殖詐欺、陰謀論から殺人事件まで)があり、これだけで一本の短編小説にしてもよかったのではないかと思うような秀逸な話ばかり。恩田陸の本領が遺憾なく発揮された傑作。
ケムに巻かれたような読後感。 各章ごとにハッとする展開があり、さすがのストーリーテーラーっぷり。作品全てを会話で成立させるなんて。 「M」で起こった事件を契機に、関わった人間の本能的な業の部分を炙り出される。一次災害から二次災害へ、さらにその先へ物語はあらぬ方向へ転じていく。それぞれの物語がかすか...続きを読むに交錯していることもあるし、全くのスポット的な事態だったりする。 ざぁーっと読み進めたけど、あちらこちらにキーワードが散りばめられている。そもそも登場人物のパーソナリティが全く読めない。読者が自分で結びつけていくしかない。不思議な作品である。
地の文がなく、タイトル通り「質問」と「答え」の会話だけで話が進んでいく。 終盤にかけて事件の真相が明らかになってくるのかと思いきやそういうわけでもなく、ここで終わるのか??という感じであった。ただ、所々で落ちがあり、その部分はゾクッとしたし、予想外で面白かった。 性別も年齢も職業も違う複数の人間を...続きを読む、こんなにも細かく描くことができるのかと思った。それぞれ考え方も感じ方も違うのに、1人の作者がこれを描いているということに驚いた。 恐るべし、恩田陸。
20年前の小説とは思えないくらい、今読んでも古いと感じない。最初は奇妙な感じから、だんだん不気味というか怖ろしくなっていく感覚が何ともいえない。 最初は何が起こったかわからないところから、だんだん分かってくるけれど、なかなか情報が結びつかない。 当日の事件?事故?で亡くなった規模もさることながら、...続きを読むその後に亡くなっていく人々の多さにも驚愕。死因は分かっても、何が原因で亡くなったか分からないって、本人も嫌だけど、家族も怒りのぶつけどころが分からず、ずっとモヤモヤしたままになるから辛いだろう。 とりあえず、口が軽いとロクなことにはならないものだと肝に銘じた。
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恩田陸
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