六番目の小夜子

六番目の小夜子

649円 (税込)

3pt

津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。

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六番目の小夜子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月04日

    超有名作だと思うけど、ようやく読んだ!青春ミステリーにホラーを添えてという感じ。学校という場所の、その時にしかないきらきらした眩しさと閉じられた不穏感のバランスがたまらなくてすぐ読み切ってしまった。学園という舞台が大好き。文化祭の演劇の表現が怖くてここ最近で一番ゾッとした。雅子ちゃんと由紀夫くんがい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年08月21日

    繰り返し同じ作品を読むのが好きだが、この作品に関しては10回以上読んでいる気がする。

    誰もがそこはかとなく感じたであろう、
    学校という場所の居心地の悪さ、気味の悪さが
    表現されていて目が離せない。まるで秋たちと同じ学校で過ごしているようだから。
    忘れてしまった哀愁も郷愁もいっぺんに呼び覚ます、不思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年06月04日

    結局サヨコは何だったの?この作品に関しては謎は謎のままで良いと思う。ただ、細かい伏線は回収して欲しかった。それだけがモヤモヤ。

    角川映画を彷彿とさせる作品全体の空気感は最高に好き。タイトルも好み。再読必須やな。

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    Posted by ブクログ 2023年05月26日

    いくつか謎が残ったが、それを含めてファンタジー・ホラーとして楽しめた。
    青春小説としての完成度も高く、時間についての解説も面白かった。

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    青春ものとホラー要素が調和

    2017年08月21日

    恩田陸の作品にはまったきっかけです。
    物語全体に不吉な予感が漂い、それと限られた場所で限られた時間を過ごすキリキリするような焦燥感がうまく調和していました。
    その中にうまく青春もの要素も入っていて好きな本のベスト5に入ります。
    物語中盤の小夜子の一人芝居?本番?のあたりの緊張感は圧巻です。
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    Posted by ブクログ 2023年08月16日

    久々に出だしから次が気になって仕方ない作品だった。

    途中の学園祭の台本を読むシーンは特にスリリングでかなり、ゾクっとしました。
    夜のピクニックしか読んでいなかったので、こんなスリリングな作品を書く方だとは知らず、衝撃でした。

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    Posted by ブクログ 2024年02月22日

    奇妙な「行事」が何年も受け継がれている学校が舞台の話。ミステリアスでちょっとホラーで、すごくおもしろかった…!最後にちゃんと謎は解けるんだけど、解けてもゾワ〜っとする。
    ドラマ版をもう一度観たいな(栗山千明の異常な美しさだけ覚えてる)

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    Posted by ブクログ 2024年02月12日

    大好きで何度も読み返している本。
    伝説とか言い伝えが学園生活と絡み合って、昔はこの中の世界に憧れがあったなぁ。結構怖い場面もあるんだけど。
    今もやっぱりいいなぁっていう気持ちはあって、だから素直に楽しめるんだと思う。
    文化祭の劇、あの場面はドキドキする。

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    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年10月01日

    体育館でのシュプレヒコールはテンポも良く、本の世界にぐぐっと引き寄せられた。このテンポのまま完結に向かえば言うことない話しだったのだが、終盤にこれまで築いてきた独特な世界が現実的な雰囲気に変わってしまったのが、若干興醒めしてしまった。

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