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Posted by ブクログ 2023年07月27日
抱腹絶倒とにかく面白い。ジャンルを言うなら妄想小説R15指定。主人公のオッサンにイラッとしながらもぐいぐい引き込まれていきます。
出会いは行きつけの大型書店。奇抜なタイトルが目に入って書棚から手に取り、表紙の絵に惹かれてペラペラ捲って見る。ルビが多い小説だと思ったらなんと東北弁訳。期待値マックスで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月01日
上中下巻と、面白くて一気に読んだ。吉里吉里人を読みながら、日本の内部で吉里吉里国が独立するという設定がイスラム国の比喩のようにも取れたし、また『横浜駅SF』を思い出しもしたし、あらゆる吉里吉里に関する要素が百科事典的に記されている様はメルヴィルの『白鯨』のようでもある。それにしても、日本で『白鯨』の...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
文庫本(三部作)に改訂する前の単行本で読んだ。
読みはじめ、何度も「何でこんなのを読まなければならないのか」の自問に襲われ、エンジンをかけるのに手こずった。
この作品は壮大な構想のもとで、奇想天外・パロディ・下ネタエロ・ダジャレ・ギャグ・ユーモア・類語反対語羅列‥‥冗談のようなノリの文章が延々と続き...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月12日
再読。と言っても、あらかた話は覚えてなかったので新鮮な気持ちで読めた。改めて、一流の作家の先進性、世の中を見る慧眼に驚かされた。
細部では今となっては、古臭く効果を減じている部分もあるが、物語が提起している話題は全く古びていない。逆に言えば世の中変わっているようで変わってないわけだが・・・
個人...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月20日
吉里吉里国に移民した古橋健二の身に、さらなる椿事が出来します。吉里吉里国で開発されたという新薬を争奪しようとする争いに巻き込まれたかと思えば、吉里吉里国に新設された文学賞を次々に獲得し、新大統領の地位に就き、ついには脳移植手術の第一号患者となって、美女の殺し屋ベルゴ・セブンティーンの身体に脳を移植さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月24日
ラストがいやにあっけなかったのだが、物事というのはそういうものなのだろう。
最後の最後に明かされる吉里吉里人と吉里吉里国の真実を知ると、もうテーマが深すぎて……。
終盤まではドタバタ小説だと思っていたら、何とも悲哀のこもった、そしてしたたかでギラギラした小説でありました。
ひとことで言えば面白い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月05日
十数年ぶりの再読完了。吉里吉里国独立の理由の1つに日本の農業政策批判があるのですが、その議論は現在のTPPを巡る議論と同じことを言っており、作者の先見の明には恐れ入りました。あと「~してけろ」っていう東北弁も「あまちゃん」を思い出し、妙に2013年とシンクロしてます
全編通して繰り広げられる過剰な...続きを読む
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