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Posted by ブクログ
松本清張は 巨匠である。
様々な知識を駆使する。
数の名前のある地域。なぜ その名前に 数がついたのか。
数マニア。キク女は すらりとして プロポーションもよく
俳句か短歌を詠ずる人かと思われたが。
ウィーンの学会にも出る という 大学の先生だった。
彼女が 解き明かしたことが、事件が発覚するのだった。
矢部は 雪深い 断魚荘で、自殺することを考えていた。
矢部は 様々な事業を企て 不動産で失敗し多額の負債を抱えていた。
矢部は 画家だといって、断魚荘に泊まっていた。
設計士の板垣は 石見銀山の観光開発のための地元の人から呼ばれていた。
同じ宿に泊まり、キク女もおなじように 泊まったのだった。
石見銀山を開発理由はどこにあるのか?
矢部は、推理することで、新しい事業を進める後ろ盾を
見つけることとなった。新しい事業とは 電線の下の土地で
電力会社に揺さぶりをかけることだった。
以前の部下だった 夏井が 知恵を貸すことで多額のお金を
得たのだが。矢部の感は あたっていたのだが。
仮説の中で物語をつむいでいく という松本清張の手法は
何とも言えず。八双飛びのように展開していく。
数の風景
断魚荘にたまたま宿泊した縁もゆかりもない男2人(TとI)、会話を交わす仲となった。2人の男の目を引く女性(U)も宿泊していた。
IもU女史すぐに舞台から去ってしまう。Tを中心に物語はさほどインパクトなく、何が本筋なのか分かりにくいまま展開していく。唯一、Tはある女性が殺害された疑いを持つ。このことが物語の後半の主題となっていく。
終盤になって、事件は起きた。IとU女史が再登場する。とくに、U女史がみた「数の風景」が事件解決の糸口となる。
終盤が読みどころの小説といえる。
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