ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
4pt
もはや読書と出版の復権はありえないのか。「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深く考察した、硬骨の力作。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
「不景気にする」という能動的な手の打ち方だってあるのです。 「保護貿易」と「自由貿易」という二つの言葉が対になって並んでいると、この二つが同時に生まれたようにも思いますが、そんなことはありません。「自由貿易」が先で、「保護貿易」が後です。 平易で深い。日本人と資本主義の精神。次男の僻み。
図:やっぱり素晴らしい橋本治氏! やはり書かれていないことを読み取らなきゃ! もっと自分のアタマを使えって!! 内容(「BOOK」データベースより) もはや読書と出版の復権はありえないのか。「思想性ゼロの国」日本でいま起きている日本人の魂のドラマを描き、「本を読む」人間をここに取り戻すための方法を深...続きを読むく考察した、硬骨の力作。
本を読むことが、今こそ求められている。知識を得るためではなくて、「何か」を読み手が発見するために。 本自体の内容が良いか悪いか、役に立つか立たないかじゃない。その本が読み手にどんなインスピレーションを引き起こすかだ。 現在は行き詰まった。今から先を考えるためには振り返り、書かれていない「何か」を見つ...続きを読むけださなくてはいけない。 読み手は今を生きる僕たちだ。 そんな感じのことを感じる本なんだけど、本文の9割方は「日本から見た世界経済をどう読み解くか」という話。 そして、おすすめの本は無いという、最後の1割での結論。 だけど、それは作者が「本を読む」という行為に対して、真摯であるための必然的な結果。 故に、本を読む必要性を説いた歴代の名著の中でも格別の名著かも知れない。
何とも不思議な本だ。読み始めの頃は『経済に明るくないないならこんな本書かなきゃいいのに』と感じたのだが、次第にこの著者は経済について書きたい訳ではないことがわかってきた。経済成長を前提とした社会システムや人々の思考様式では地球も経済活動ももたなくなっていて、ではどういう世の中にしたらいいのかを考える...続きを読むために本でも読んでみましょうよ、ということらしい。特に共感を覚えたのは、生産量が地球に降り注ぐ太陽エネルギー量に制約される農業こそが経済活動のペースを決める基準となるべき、という点。sustainabilityの本質は農業だったのだ。 ではどうしたらいいのか、という疑問には『本を読んで考えろ』としか書かれていないが、著者には既に答えが見えている気がするのは深読みしすぎだろうか?
タイトルからすると「読書のススメ」のようにも思えるが、内容としては橋本さんの思想を数年前の経済に当てはめたもの。「不況」を議論の端緒として「読書」をはじめとした教養論へと発展していく。 現状、とくに政治や経済に対するアンチテーゼを産業の発展や歴史を絡めて論じている。よくありがちな「このままいく...続きを読むとヤバイよ」という指摘が主だったものだが、その過程で今の世の中の仕組みを解りやすく説明してくれているので、経済至上主義を肯定するにしても否定するにしても非常に有益な知識を得られる。出版時の2009年の状況よりも、選択肢がある程度変化している2014年現在のほうが実感を持ちやすいように思う。 次々と現れては消える様々なファクターを操作することによって最終的な結論まで飽きさせない。こうした技術は小説も書ける作家ならではだろう。「景気が良くなればみんな幸せ」というエコノミスト的論調に対する反論は、橋本さんの思想をある程度知っていれば予測できる。それは思考の高度な体系性を証明するものといえるのではないか。 終盤には橋本さんによる「読書論」も展開。他著でも聞いたような気もするが、本書では「対策としての読書」とでもいうような実践的な「意義」をレクチャーしてくれている。「読書」と表してしまうと、なんとなく仕事の合間に行う「趣味的」なものという印象があるが、本を読むことは「情報収集」の一方法であることは間違いない。情報収集は生きていくうえで必要不可欠な活動であることを否定する人はほとんどいないだろう。そうした点も含めて本書の結論を受け止めてみたい。
中途半端な豊かさは、すべてを失う。 豊かさに慣れてしまう。 書かれていないことを読む。 書かれたことを読んで、書かれていないことを読む。 過去を拒絶して、時代はただ若くなる。
行き詰った「現在」を考えるためには、過去の出来事を見直す必要がある。また、何かを読むという行為は、どうしたって「ではこれからどうすればいいよいか」という思考を揚棄することになる。したがって、本を読まなければならないのである。僕自身も、もうどうしようもなくどうしようもなくて、読まずにはいられないのだ...続きを読む。人が恋に落ちるように。あるいはニトリ君が女装をするように。高月君が男装をするように・・・・・。読むことは、とりもなおさず、そこに書かれていない何かを読むということである。俗にいう行間をよむことが必要とされている。何を考えるべきかを考えなければとてもじゃないが解決できないほどの問題が山積してるからである。
タイトルに反し、日本経済の話。 分かったようで分からないことに対して、筆者独自の観点から考えを巡らせるというのはいつも通り。でも、今回はその巡りがいつもほど軽快ではなく、同じところでぐるぐる回っている印象。いつもは同じことを手を替え品を替えつつ展開していくのに。 一方その中でも、本を読むというこのは...続きを読む、書き手の言うことをそのまま受けいれて従うことではなく、書かれていることをよんで、そこに書かれていない事を考えること、という一節には非常に感銘を受けた。
経済が勉強したくて買った本。 農業がなぜ食べていけないのか? というところが読みたかったのもある。 ・全体的にまとまりには欠ける。 ・同じことの繰り返しが多い。 ・経済に対しての新しい視点が学べてよかった。 ・経済=お金の循環 産業革命から時代が変わった ・超先進国は、仮想空間でお金を循環させる ...続きを読む・景気は上向きになるという、前提からそもそも疑うべき ・飽和状態から、景気を減退させるという選択肢もあり。
タイトルのうち「本を読む」に相当する部分の内容は少なくて、先般の金融危機からはじまった不況を機に、150年前に開国して以来、世界でも稀に見る経済的成功と失敗を体験した日本のあり方そのものを見つめ直す本。 経済は永遠に発展を続けることを前提としているが、それはもう限界にきている。限界を前提とした生き方...続きを読むにシフトしなければならない。そのためには本を読み、近代の見直しをするべきだ。ではどんな本を読めばいいかというと正解はない。その代わりに「書かれていること」ではなく、「書かれていないこと」を読め。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
大不況には本を読む
新刊情報をお知らせします。
橋本治
フォロー機能について
「中公新書ラクレ」の最新刊一覧へ
「社会・政治」無料一覧へ
「社会・政治」ランキングの一覧へ
だめだし日本語論
いちばんさいしょの算数1 ──たし算とかけ算
あなたの苦手な彼女について
生きる歓び
いつまでも若いと思うなよ
いとも優雅な意地悪の教本
いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)
失われた近代を求めて(上)
「橋本治」のこれもおすすめ一覧へ
▲大不況には本を読む ページトップヘ