見晴らしのいい密室

見晴らしのいい密室

726円 (税込)

3pt

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核シェルターにひとり籠った男の胴体が捻り切られていた怪事、柩の中で数十カ所刺されて発見された男……。あまりにも完璧すぎる密室殺人は、本当に実行可能か!?「不可能犯罪など存在しない」と豪語する“超限探偵Σ”の華麗なる活躍を描く「見晴らしのいい密室」ほか、電子仕掛けの謎を秘めた本格ミステリ「探偵助手」などこれまで誰も見たことも聞いたこともない、精緻で巧妙な論理遊戯が導き出す唖然呆然の結末7篇。

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見晴らしのいい密室 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年02月09日

     子どものころ、よく親に「屁理屈だ」とか「理屈っぽい」などといわれたが、ロジックでしか推論できないし、ロジックでしか物理的世界に働きかけることができない。ロジックこそ人間がこの世界を生き抜くすべである。
     とはいえロジックというのも使い方がある。ビンスワンガーが報告する、不治の病に冒された娘の誕生日...続きを読む

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    購入済み

    妙な話だなあ

    2014年10月08日

    ミステリーだと思って読んだら、ほとんどミステリーとは程遠い話ばかりでがっかりしました。しかし変わった話と思って読むと面白かったです。夢野久作と蘭郁二郎を合わせたような短編集でした。妙な話が好きな方にはお勧めです。

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    Posted by ブクログ 2015年12月05日

    「探偵助手」のQRコードは面白かった。
    「忘却の侵略」は一番気に入りの、シュレディンガーの猫や波動関数収束や未知危険生命体のネタを組み込んだ淡い甘い恋物語。
    「予め決定されている明日」算盤計算でヴァーチャルリアリティを構築という逆テクノロジー設定も中々素敵。

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    Posted by ブクログ 2014年12月29日

    SF、ホラー、ミステリとジャンルに富んだ短編集。テーマは論理性。世界観を覆すような論理、現実を侵食する奇妙な論理、狂人の論理。様々な論理を巧みに操る奇妙な味の短編集。
    他で既読の短編がちらほらありましたが、粒ぞろいで満足。
    緊迫した状況なのにユーモア溢れる『忘却の侵略』とホラー寄りの『目を擦る女』が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月25日

    ロジックこねくりまわしにこねくりまわす、SF+ミステリーな短編集。

    読むのに、理解するのに、カロリー消費します。短編地宇野が、敷居を下げてくれてます。

    しんどいけれど、おもしろいんだよね。
    「未公開実験」「囚人の両刀理論」がそういう点では、しんどくもありおもしろくもあります。
    「目を擦る女」「予...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月04日

    おいおい、旧作の『目を擦る女』を3篇入れ替えて出版しました、ってひどくね?
    ファンだから買っちゃうけどさ。

    んでまた既読のものも再読したわけだが、新作が読めて嬉しい反面、前のほうが良かった気もするなー。

    密室なんて言ってるけど、ほとんどSFだかんね。

    「探偵助手」はQRコードを読み取って始めて...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年04月11日

    初読、小林泰三。
    ホラーSFの名手!

    最初の二篇はミステリ仕立てで、ちょっと微妙。
    ミステリとして出さずにSFとして出した方がよい。

    「忘却の侵略」「未公開実験」「囚人の両刀論法」、これがめちゃくちゃ面白かった。

    相対性理論、タイムパラドクス、仮想現実、囚人のジレンマ。
    科学と理論とSFとホラ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月30日

    "「いったいどういうこと?」
    「何かで切られたんだ。刃物のような鋭利なものではなく、何か鉤爪のような尖ったもので、無理矢理切り裂いた感じだ。君のと同じだよ」
    「うぐわぁー」裕子は呻いた。
    「どうした?」
    「急に痛みが」
    「怪我をしたことを忘れてたから、一瞬痛みも遠のいていたようだね。ーーう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月22日

    「目を擦る女」からの再読が多かったですが、改めて読んでも十分楽しめました。理屈をこねるだけこねた結果、物語があさっての方向に駆け出していく感じがとっても好きです。

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    Posted by ブクログ 2013年12月02日

    この一冊だけで色んなジャンルのお話が読めました。

    タイトル買いをしたのでコテコテのミステリーかと思いきやSFでどーんと世界観をひっくり返された感覚が新鮮でした。

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