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Posted by ブクログ 2016年02月09日
子どものころ、よく親に「屁理屈だ」とか「理屈っぽい」などといわれたが、ロジックでしか推論できないし、ロジックでしか物理的世界に働きかけることができない。ロジックこそ人間がこの世界を生き抜くすべである。
とはいえロジックというのも使い方がある。ビンスワンガーが報告する、不治の病に冒された娘の誕生日...続きを読む
ミステリーだと思って読んだら、ほとんどミステリーとは程遠い話ばかりでがっかりしました。しかし変わった話と思って読むと面白かったです。夢野久作と蘭郁二郎を合わせたような短編集でした。妙な話が好きな方にはお勧めです。
Posted by ブクログ 2014年12月29日
SF、ホラー、ミステリとジャンルに富んだ短編集。テーマは論理性。世界観を覆すような論理、現実を侵食する奇妙な論理、狂人の論理。様々な論理を巧みに操る奇妙な味の短編集。
他で既読の短編がちらほらありましたが、粒ぞろいで満足。
緊迫した状況なのにユーモア溢れる『忘却の侵略』とホラー寄りの『目を擦る女』が...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月25日
ロジックこねくりまわしにこねくりまわす、SF+ミステリーな短編集。
読むのに、理解するのに、カロリー消費します。短編地宇野が、敷居を下げてくれてます。
しんどいけれど、おもしろいんだよね。
「未公開実験」「囚人の両刀理論」がそういう点では、しんどくもありおもしろくもあります。
「目を擦る女」「予...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月04日
おいおい、旧作の『目を擦る女』を3篇入れ替えて出版しました、ってひどくね?
ファンだから買っちゃうけどさ。
んでまた既読のものも再読したわけだが、新作が読めて嬉しい反面、前のほうが良かった気もするなー。
密室なんて言ってるけど、ほとんどSFだかんね。
「探偵助手」はQRコードを読み取って始めて...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月11日
初読、小林泰三。
ホラーSFの名手!
最初の二篇はミステリ仕立てで、ちょっと微妙。
ミステリとして出さずにSFとして出した方がよい。
「忘却の侵略」「未公開実験」「囚人の両刀論法」、これがめちゃくちゃ面白かった。
相対性理論、タイムパラドクス、仮想現実、囚人のジレンマ。
科学と理論とSFとホラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月30日
"「いったいどういうこと?」
「何かで切られたんだ。刃物のような鋭利なものではなく、何か鉤爪のような尖ったもので、無理矢理切り裂いた感じだ。君のと同じだよ」
「うぐわぁー」裕子は呻いた。
「どうした?」
「急に痛みが」
「怪我をしたことを忘れてたから、一瞬痛みも遠のいていたようだね。ーーう...続きを読む
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