天体の回転について

天体の回転について

858円 (税込)

4pt

科学とは無縁の世界で育った青年はある日、月世界を目指して天空へと伸びる「天橋立」に向かう。そこで待っていたものは、とびきり可愛い謎の少女だった―無垢な青年が抱く、宇宙への憧れとみずみずしい初恋を描いた表題作のほか、ロボット三原則の盲点が引き起こす悲劇を描いた「灰色の車輪」、宇宙論とクトゥルフ神話が驚愕の融合を果たす「時空争奪」など、ヴァラエティに富んだ全8篇収録の傑作ハードSF短篇集。

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天体の回転について のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年02月05日

     いわゆる記憶喪失というのがあるが、あれは一時的に記憶を失っているようにみえるだけで、脳の中に記憶は残っており、人間性まで変わってしまうわけではない。では、脳の記憶中枢が破壊されて、すべての記憶を失ってしまったら、私は私でいられるだろうか。記憶がなくなったら、もう私らしく振る舞わないような気がするが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月06日

     SF作品を8編収録した短編集。

     小林さんらしい独創的なアイディアやグロ描写、ナンセンスなユーモアがたっぷり詰まっています。その一方で今まで読んできた小林作品よりとっつきやすい短編が多かったので、全体的に読みやすく感じました。

     表題作「天体の回転について」は科学とは無縁の世界に住む少年が宇宙...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月26日

    表紙を除いて最高だた。
    コミカルな部分、ロジカルなSF部分、グロな部分が揃ってた

    表紙がアレじゃなきゃ小林泰三入門としてみんなにオススメするのに…

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    Posted by ブクログ 2024年02月13日

    「灰色の車輪」「三〇〇万」が特に好き。
    古典SFでよくモチーフにされがちなテーマを、よりとっつきやすく再構築したような印象の短編集でした。

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    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    表紙で敬遠してたのだけど、紙で買えなくなりそうだったので入手しました。
    「あの日」がユーモアたっぷりで面白かった。
    「盗まれた昨日」は例によって「失われた過去と未来の犯罪」の習作。短くまとまっていて、SFは哲学と紙一重なのを気づかせてくれる良作。
    ハードSFというほど敷居が高くはないので、ミステリ好...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月08日

    SF。ホラー。短編集。
    「時空争奪」は既読。
    作者らしさ溢れる一冊。定期的に挟まれるグロ描写が印象的。
    「性交体験者」が特に好き。異様な世界観でのミステリという、自分好みのジャンル。白井智之さんっぽさを感じた。
    表題作、「灰色の車輪」、「三〇〇万」も良い。

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    Posted by ブクログ 2019年01月06日

    未知との遭遇、世界の崩壊など、楽しくも恐ろしい8つの体験。表題作は、少年が謎の少女ガイドさんと出会い、宇宙へ旅立つ模様を描く。小林泰三の持ち味である噛み合わない会話文は、ここで真価を発揮する。「あの日」「三◯◯万」もまた然りだ。

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    Posted by ブクログ 2018年12月13日

    ハードSFの短編集。コントみたいなノリの「あの日」、ロボット三原則をネタにした「灰色の車輪」が面白かった。

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    Posted by ブクログ 2014年06月18日

    数学的に図形を使って誰か解説してくれ

    こんなにネットが発達した時代になぜそんなサイトが、うごのたけのこのように存在しないのか

    そんな日は永遠にやって来ないのか

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    Posted by ブクログ 2012年12月30日

    ―――無垢な青年が抱く、宇宙への憧れとみずみずしい初恋を描いた表題作のほか
    ロボット三原則の盲点が引き起こす悲劇を描いた「灰色の車輪」
    宇宙論とクトゥルフ神話が驚愕の融合を果たす「時空争奪」など
    ヴァラエティに富んだ全8篇収録の傑作ハードSF短篇集。


    表紙はちょっとアレやけど
    小林泰三によ...続きを読む

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