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Posted by ブクログ
ーーー火星やまと基地の隊員4名が体験した、あまりにもあっけないファーストコンタクトを描く表題作
いつのまにか不老不死を獲得してしまった人類の戸惑い「千歳の坂も」
そして傑作長篇『時砂の王』に秘められた熾烈な闘いを描くスピンオフまで
心優しき人間たちのさまざまな"幼年期の終り"を描く全5篇収録。
小川一水二冊めは短編集。
こういう「日常系SF」とでも言うべきやつも結構好きやな。明確な敵がいるわけでもなく、必然ドンパチもまずない。
SFにもいろいろある中で、俺がやっぱりSFが好きな要因には、登場人物が進歩に対して前向きなことがあげられると思う。
この中では、表題作かLive me Me が面白かった。最後のスピンオフは、やはり「時砂の王」本編を読んでからがいいでしょう。
Posted by ブクログ
面白かったです。未来の話、過去の話。
「千歳の坂も」がとても好きでした。いつのまにか不老不死を獲得した人類が辿る混乱と争い…老衰や病死が無くなるのと引き換えに、老いているから新しいものに目が向かなくなって産業も衰退するというのは現実感がありました。死なないから新しく命を生み出すのも一握りの人々で。
そんな世界で、不老不死になることを拒否した人物と、彼女を追い続ける役所の男の、何百年ものお話。
「お互いによくもまあここまで」となるラストが好きでした。羽島さんも安瀬さんのなぜ生きる、いつ死ぬ…が知りたくてずっと、それこそ姿が変わってまで、何十光年もかけてたどり着いたと思うと。途轍もない時間でした。
「Live me Me.」「アルワラの潮の音」も好き。「時砂の王」を読んだのは昔々だったけれど、こちらもハードな古代SFでした。
Posted by ブクログ
ファーストコンタクト、サイバーパンクといったSFのメインテーマを扱っていて、
SF入門に最適かも。海外古典と違って日本語なので読みやすい。
「フリーランチの時代」
火星調査員たちが体験する異星人とのあっけないファーストコンタクト。
ライトすぎる「幼年期の終わり」。あっさりさっぱり。
「Live me Me」
事故で動けぬ体となった少女が、ロボットの肉体を手に入れる。
彼女の脳と遠隔接続され、あたかも彼女のように動くロボット。
はたしてそれは彼女と=だと言えるのか?
「Slowlife in Starship」
太陽系開拓時代に孤独な宇宙船を駆るニートの日常。
現代日本の若手作家ならでは。多大な共感を持って読む。
「千歳の坂も」
人類が不老不死を手に入れ、死ぬことが許されなくなった未来のお話。
「アルワラの潮の音」
『時砂の王』外伝。SFファンタジー。どこかの星、いつかの時代で。
太平洋の島々に住む諸部族は、盟約を交わし、争いなく暮らしていた。
しかし、盟主アルワラの民のもとへ、反乱の知らせが入った。
鎮圧に向かうアルワラの戦士たちだが、その行く手には不穏な影が…。
本作品を読んでみたくなった。
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小説・文芸
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