老ヴォールの惑星

老ヴォールの惑星

836円 (税込)

4pt

※こちらの作品は、Android端末と、他のOS端末の間でしおり同期ができません。

偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ--通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集

...続きを読む

老ヴォールの惑星 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年11月02日

    良いですねー。社会科学的な観点も含めて、本寸法のハードSFですね。

    「環境による意識の変容」を共通のテーマとした4篇を収録。といってもそれぞれの作品に繋がりはなく、テイストも様々で、同じ素材を様々な手法で調理したコース料理を味わった感覚です。なかなか贅沢。

    あまりSFを読み慣れていない人が「SF...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月07日

    ギャルナフカの迷宮を読んだだけだけど,どうしてもこの気持ちを書いておきたすぎて…

    とにかくおんもろぉぉぉぉぉぉぉぉぉという感じ.
    脳が死ぬかと思った.
    なんでだろ,小説読んだの久しぶりだからかな?
    よくわからんけど脳が焼け死ぬかと思った.

    なんだろ,「今まで読んだもの」の中で一番好きです.はい.

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月07日

    初小川一水。初期短編集。設定もすべて面白く、こういうSF好き。地球や人間とはかけ離れた設定で、社会と生き物の思いが成り立っているような想像とワクワクと少しの切なさが入る表題作が良かった。

    地下の迷宮。緑の地図。弱肉強食。生肉喰い。仲間。共有知識。人間社会。
    老ヴォール。夏の暴風。定位。水晶体。電流...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年05月01日

    漂流する人は名作
    これほど応援したくなる主人公は滅多にいないと思います
    最後のカタルシスがすごかった

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月18日

    日本人作家自体あまり読まないうえに、ごく最近の若い作家だという事で、最初は抵抗があった。何というか、薄っぺらい?軽薄?ラノベか?という感じが拭えなかった。でも、いつの間にかのめり込んでいる自分に気づいたとき、不思議な感覚に襲われた。「漂った男」では涙すら流しそうになってしまった。

    0

    Posted by ブクログ 2016年11月02日

    SF。短編集。中編集。
    はじめての作家。1作目「ギャルナフカの迷宮」の冒頭からハマり、夢中で読んだ。
    文章は読みやすく、物語に魅力があり、読後感も良い。自分のようなSF小説初心者に最適な一冊。
    素敵な出会いに感謝。

    「ギャルナフカの迷宮」「老ヴォールの惑星」「幸せになる箱庭」「漂った男」

    0

    Posted by ブクログ 2015年12月02日

    SF作品集。普段あまりSFを読まないので、頭ん中のいつもと違う部分が刺激されました。いきなり訳のわからない世界に放り込まれて、手探りで進む内に色々と判明してきて楽しくなり、もっと先へと進みたくなる。そんな感覚を楽しみました。
    過酷な環境の惑星に適した姿を得た知的生命体が、自分たちと別の存在へコンタク...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2015年02月15日

    読んでみたいと思いつつ、なかなか手を出せていなかったSFジャンルに、ついに挑戦しました。読みやすい短編(集)で検索していたら、こちらの作品が薦められていたので、手に取らせていただきました。
    発想は驚きに満ちていて、文体は非常に読みやすく、描写は丁寧で深い。初めてにして、とても良質な本に当たったのでは...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年04月05日

    中・短編四編収録のSF作品集。

    『ギャルナフカの迷宮』は政府の反逆者は広大な洞窟で投獄される国を舞台に、一人の教師が投獄されてからを描いた話。

     絶望しかないように見えた世界が少しずつ理想へ向かっていく様子が非常に力強く描かれている作品でした。

    『老ヴォールの惑星』は設定がとっつきにくいものの...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月23日

    4つの中篇小説。どの話もとにかく設定の緻密さに驚く。特に「ギャルナフカの迷宮」と「漂った男」には引き込まれページをめくる手が止まらなかった。小川さんの別の作品も是非読んでみたいと思った。

    0

老ヴォールの惑星 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ハヤカワ文庫JA の最新刊

無料で読める SF・ファンタジー

SF・ファンタジー ランキング

小川一水 のこれもおすすめ

老ヴォールの惑星 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す