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Posted by ブクログ 2011年03月11日
静かで怖くて哀しくて懐かしい未来。きっとそれが北野さんの作風なのだろう。
蒲鉾工場に勤める甘酢くんは工場内で起こった事故というか事件の調査と再発防止のために豚盛主任と組まされて、調査を始めるが、次々と奇妙で恐ろしい目に遭わされる。
その一方で、会社の帰り道で道に迷って泣いている女の子レイコちゃんに誘...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月16日
裏表紙の惹句や表紙絵から連想されるようなほのぼの系ファンタジーどころか、ニューロティックでグロな描写がインパクト大な、バイオホラーSF。コメディ然とした雰囲気で蒲鉾が暴れ出したなどと言われると笑いたくなってしまうが、ここでの蒲鉾は一種の符丁で、なんともグロいものを指している。当然工場も蒲鉾工場などで...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年07月28日
『かめくん』『人面街四丁目』に続く私の北野勇作三冊目。人面街よりグロさは勝っていて、かめくんより戦争が悲惨な感じ。思ったより冷たい話で、ぬるぬるするのにどこかひんやりした読み心地だった。救いようが無いのに、そのことを登場人物はあまり考えようとせず、ぼんやりしている。もうちょっとレイコちゃんの周囲を掘...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
蒲鉾工場に勤めはじめた主人公は、特殊事件調査検討解決係の一員に任命されますが、身のまわりで起こるのは、奇っ怪な出来事ばかり。小学生のレイコちゃんと関わることで、さらに不思議な世界へ導かれていくのですが。。。。。。
現実と虚構が入り乱れ、混沌とした世界で生物と無生物、生と死の境界すら見失ってしまいそぅ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
なにしろ不思議なんだわ。蒲鉾工場に勤める「ぼく」が主人公なのであるが、その蒲鉾工場がフツーじゃない。何を原料にしているんだか、怪物化して人を食ったり、人になりすましたり、怪し過ぎる。奇妙キテレツなお話しなのにノスタルジックでもあり、この感じ、どこかでと思ったら、そうだ、「人面町四丁目」だ。同じ著者な...続きを読む
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