影武者

影武者

440円 (税込)

2pt

3.7

大永(だいえい)四年。毛利本家を継いだ元就は、三人の重臣を前に異母弟・元綱の陰謀を打ち明けた。陰謀には重臣二人が加担し、背後に尼子氏の影がちらつく。元就は領内巡視の際、元綱誅伐(ちゅうばつ)を決行。謀叛人たちは一網打尽となった。十八年後、尼子氏との戦いで死地に追い込まれた元就を救ったのは意外にも……(表題作)。大国の狭間で苦闘する毛利。戦国武将たちの死生観を活写!(『奇謀の島』改題)

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影武者 のユーザーレビュー

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    購入済み

    2020年05月10日

    戦国時代小説といえば、織田、徳川、豊臣ものが主流で、あとは武田、上杉ものくらい。中国地方の
    毛利氏を中心に描いた作品は珍しい。短編集なので手ごろ感があり、文章も読みやすくてあっというまに
    完読してしまった。当時は日本全国で合戦が行われていたようで、地元では有名でも、教科書にはほとん
    ど載らない...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年05月01日

    古川薫さんは、郷里下関市出身の小説家だそうです。
    いままで知らなかったのだけど、
    毛利の小説が読みたくてこの度手に取って知りました。
    骨のある小説だと感じました。
    舞台が地方だというのもあって、壮大さみたいなものはないけど、
    緻密でとっても好感を抱きました。

    どれも面白かったですが、「遠雷」が特に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年11月08日

    先に読んだ「花冠の志士」が良かったので、もう一冊。今度は短編集です。
    悪くは有りません。標準点以上と言えるでしょう。でも余り突出したものは感じませんでした。ひょっとしたら長編作家さんなのだろうか。
    ところで、このなかの「奇謀の島」は毛利元就が雄飛するきっかけとなった陶晴賢との厳島の戦いを描いてい...続きを読む

    0

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