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「生きるってなんだろう?」――誰もが一度は考えたことのある問いに、「時間」「存在」「私」「生命」の4つのテーマから迫っていく。難しいことばをほとんど使わず、「まんまるくん」と「先生」の二人の掛け合いの形から、哲学の根本問題をゆっくりと解きほぐしていく哲学入門書。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
学者である著者本人がまんがを描いている。
あとがきにもあったが、まんがという伝達手段でこそ伝わることを模索している。
3年かけて、絵もどんどん上手くなってるし、それだけですごい。
それだけでなく難しい言葉や専門用語は極力排除されているので予備知識無しでも深い思索まで行ける。
特定の哲学者の議論を纏めたものでもない。
後半の「あなたなのです!」は良かった!
昔、永井均の著作を読んだが、「自分が自分であることにびっくりするタイプの人はいる」といった話があって、確かにこのページで初めてびっくりする人は一定数いると思う。
そのくらい効果的な伝え方だと思う。
生きる理由を明確に宣言しているのが力強い。
逆もまた然りだとは思うけどこういう考え方もありだろう。
一気に読みました
哲学ってむずかしくてよくわからないという人にオススメ。哲学的な考え方とは何かということについて素人が触れることができる。
とにかくわかりやすい。
Posted by ブクログ
時間論や存在論などについて、対話形式による議論が展開されている本。
まんが哲学入門というタイトルのとおり、一応漫画の体裁は保っているのだが、非常に気の抜けるデザインのゆるゆるキャラが跋扈する謎の世界観なので、最初は何故わざわざ漫画の形式にしたのか疑問を感じてしまった。
しかし、読み進めていくうちに、漫画であることの利点をうまく利用していることに気づかされる。図解をとにかく多用するため、直感的なイメージをつかみやすいし、言語では表現不可能な概念(永井均が言うところの<私>みたいなの)も力技でなんとか?表現してしまっている。著者は漫画と哲学は相性がいいと主張していたが、こういった技法をみると確かにアリかなとも思えてくる。
本書は漫画ということで、ページ数の割に全体の文章量は多くはないのだが、決して内容が薄い訳ではない。広がりを持った「いま」の土俵の上で過去や未来が立ち現れるといった時間論は斬新だったし、「世界全体が存在すること」の不思議さについては深く考えさせられた。
また、巻末のブックガイドが本編並みに充実しているので、次の読書への意欲を非常にそそられた。
Posted by ブクログ
うん、これが「哲学」。
世の中の哲学と呼ばれるものは哲学ではなくて「哲学」学。過去の哲学者がああ言ったこう言ったという解説。本書は「哲」学。
また、新書の入門書にはときどきすさまじいクオリティのものがあって、入門書でありながら同時に最終奥義の書であるような深みに届いている。本書もそのひとつと言っていい。
本書は、生徒と先生の対話という形をとっているが、それは知っているものから知らないものへ知識を伝達するためではなく、対話という形式でしか到達できない扉のむこうを目指しているから。そしてさらにマンガという形式をとることで、言葉で(書き言葉だけで)哲学する時のあの厄介な頭痛の種が緩和されている。ゼロではないけれど、どんなにやさしい言葉で書かれていたとしても、「あれ、ボクは本当に著者の言うことわかってるのかな?」という不安が少ない。図で示されることでグッと「いまなんの話しをしているのか」わかりやすくなる。対話もマンガだと誰が何をどう話しているのかが画期的にわかりやすい(私は対談を読むのが非常に苦手なのです)。
内容については、納得するところもあればできないところもあり、その前に「えっ、そういう発想あり?!」と驚くこともあり、楽しめる。でも最大の衝撃は、最後に生徒のまんまるくんが先生の言葉を拒否するところ。僕はそうは思わない、と。感動的ですらある。
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