生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

ビジネス・実用
1,100円 (税込)

5pt

3.8

あやしい都市伝説がささやかれる大学病院で、ケータイ片手に次々と、若者たちが逝く――。とぼけた「死に方」が追究されまくる、傑作不条理劇。第52回岸田國士戯曲賞受賞作品。

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生きてるものはいないのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『もっと真剣に考えてよ』
    『俺だって真剣に考えてるよ』
    『二人でそんなお祭りみたいなもの飲んで、全然真剣じゃないじゃない、もっと真剣に考えてよ』

    『でも後で保障とかしてもらうとき、お金もらえないかもよ』
    『どうせ、もらえないよ、何人も死んだでしょ、あっちの遺族に払わないといけないもん、俺らみたいにそばにいただけで気持ち悪くなっただけじゃ、お金もらえないよ』

    『なんで? 踊りたいの?』
    『踊りたくないよ ー 踊りたくないけど、踊らないといけない時だってあるじゃん』

    『知らないけど、カツフミ君のこと愛してるから』
    『知らないのにどうしてそんなこと言えるのよ』
    『知らないから愛せるんでしょ』

    『知らない、踊ってたら死んだ』
    『踊り? なんで踊るの?』
    『え?、え?、踊らないといけないときがあるから?』

    『うん、あ、俺そろそろちょっと死にそうなんで、すいません、ほんと見守ってもらって良いですか』
    『いやだから急いでるから』
    『すぐ、すぐ』
    『ほんとにすぐ?』
    『はい』
    『、でも、ホント急いでね、俺ホント急いでるから』

    『いや、あの、だから妹がさ、この近くにいるはずなんだよ、だから会いたくて』
    『会ってどうするんですか』
    『どうするって、どうもこうもないけど、だって会いたいじゃん』

    『つうかまだ? あの、あれだったらちょっと悪いんだけど、そろそろ』
    『待って待って待って待ってください、す、すぐですから』
    『あのー、ちょっと、これあのーなんだろ? いいことかもしれないんだけど ー なんか回復してない?』
    『いやいやいや、全然、虫の息ですから』

    『みんな死んでるんだよ ー 俺たちも死ぬかも知れないんだよ』
    『だって、そんなの当たり前でしょ、みんな死ぬのなんて』
    『そうだけど、何にもしてないのに』
    『何かしても、何にもしなくても、死ぬんじゃないの?』

    『もうすぐ警察とか、自衛隊とかが助けに来るだろ』
    『なんで、今来ないの』
    『え? なんか、まだ準備してんじゃない?』
    『なんの?』
    『、え、でも、最悪アメリカ人が助けに来てくれるから』
    『アメリカ人もみんな死んだんだよ』
    『アメリカ人何人いると思ってんだよ』
    『知らないけど、みんな死ぬんだよ』

    『ありがとう、世界』

    『あ、それ、僕も言おうと思ってたのに、なんだよ』
    『あ、残念』
    『あ、じゃあ、すいません、自分、逝かせてもらっていいすか?』

    『、う、うう、ありが、サンキュウ、世界、』

    『みんなが死ぬんなら寂しくない気がする』
    『、あ、そう?』
    『だって、私が死んだら、世界がなくなっちゃうのと一緒でしょ、だから、世界が死んで私が生き残っても、一緒でしょ』

    0
    2013年01月20日

    Posted by ブクログ

    すごく好きな世界観だった。すごくあっさりとばったばった登場人物が死んでく。死に方も人それぞれ、死に際の表情も人それぞれ。映画も見てみたいと思った。染谷将太のケイスケを見たい。

    0
    2013年10月02日

    Posted by ブクログ

    まさに「生きてるものはいないのか!」と叫びたくなるような作品。
    しかしそれは二重の意味をもっている。ううむ。

    何かが起こっているのだけれど、その正体がわからない、
    もしかすると何も意味はないのかもしれない、
    そんな“無気力”なかんじが面白い。

    舞台で観てみたかったなー

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    あれ?あれ?
    ある程度距離を置く他人同士
    寂しい気がするのは
    わたしだけでしょうか
    もういなくなるのだから
    その時のお願いくらい
    聞いてやってはいかがでしょう

    0
    2018年05月18日

    Posted by ブクログ

    ナンセンス!
    ドラマがドラマになる途中で死んでしまった。なんと馬鹿にしてるんだろう。二番煎じの効かない面白さ。

    0
    2013年10月17日

    Posted by ブクログ

    第五十二回岸田國士戯曲賞受賞作。登場人物18人がただただ死んでいきます。明確な原因も理由もないままパタパタと。(一応大学病院にまつわる都市伝説が語られますが、それが何⁉って感じです。) 悲壮感も悲劇性もなく、日常の延長線上に死を不条理かつ滑稽に配置しています。

    0
    2013年04月21日

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