大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇

605円 (税込)

3pt

映画化の話題作! 長い同棲を経て結婚した大木信義と咲は、占い師にのせられ久しぶりの旅に出る。小さな池を抜け、向かった先は一泊二日の地獄旅行。猫畑、巨大旅館、ビーフシチュー温泉、そして赤と青の地獄人。不思議な出来事ばかりの奇妙な旅路は、馴れ合いになった二人の意識を少しずつ変える―。異世界だから気づく大切なこと。笑えてなぜかせつない物語。

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大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前田司郎らしさが出ていてとても面白かった。主人公感のあたり含め、しつこいほどどうでもいいエピソードを交えてくるところに、北区の滅亡とか愛でもない、とか過去作と同じような既存のフィクションに対するアンチテーゼを感じる。
    新婚だがもう倦怠期の夫婦が地獄旅行を経て、互いのコミュニケーションを見直すことで仲

    0
    2020年12月29日

    Posted by ブクログ

    『咲には信念みたいなものがあった。ご飯さえ炊ければどうにかやれる。いつでもそう思って生きてきたのだ。』

    『信義が出張などで居ない夜は自分の炊飯ジャーでお米を炊いたりした。それは咲にまるで浮気のような罪悪感と、罪悪感からくるスリリングな快さをもたらした。』

    『それでオシンコとシャケと味噌汁とご飯と

    0
    2013年02月10日

    Posted by ブクログ

    平凡な夫婦、大木信義と咲。ふとした事から地獄に旅行に行く事に。そこで出会う、赤い人、青い人、地獄温泉などなど読んでいて思わず笑ってしまう様な事から涙ものまで幅広く書かれていて飽きずに一気に読めます。地獄に落ちた人がなぜ赤と青二別れるのか知りたいところですが…。最後は奈落の底に落ちて現世に帰ると言う愉

    0
    2018年02月27日

    Posted by ブクログ

    久々の前田さん。

    やっぱりこの感じ好きだなあ。

    日常に侵食してくるグレーな感触。
    それが何かは掴めなくて
    無意識に覆われているような。

    ぼやーんとしている大木夫妻が
    さびれたデパートの屋上から
    地獄へ温泉旅行へ。

    設定は無茶苦茶なのに、
    地獄ってどんなとこ??と読まずにはいられません。苦笑

    0
    2013年05月26日

    Posted by ブクログ

    非日常な旅行の話だけど、日常が書いてあるんだなぁ。
    あるある!とか、これは私たちだと逆だなぁとか、これはないな〜とか、覗き見して楽しいみたいな。

    でもこの本は、あまりに第一印象が良すぎたので正当に飲み込めてないかも。
    映画とてもよかったな。
    てか映画化、成功なんじゃないか?地獄の世界のビジュアル化

    0
    2013年04月03日

    Posted by ブクログ

    新婚夫婦が盗まれた炊飯器を探すついでに、五反田とうきゅうの屋上から地獄へ新婚旅行に行く話。

    映画を観たのち、原作があると知り購入。
    映画で「ああ、ここいいな」と思ったところが原作にはない、ということが結構あったけれど、「えー映画の方がよかったー」ではなく、「わー違うバージョンだーなんか得したー」と

    0
    2011年06月26日

    Posted by ブクログ

    映画版を見て、原作小説に興味がわいたので。

    何だか余分な脱線的な描写は多いし、
    舞台はなぜか地獄だし、
    かといっておどろおどろしくなくゆる~いし、
    何とも捉えどころがないのだけれど、
    それでいて、日常でいつの間にか変容している感覚とか、
    「どうでもよさげなこと」の大事さとか、
    旅に出ることの楽しさ

    0
    2011年05月28日

    Posted by ブクログ

    読み始めての方は、登場人物の思考の移り変わり(の表現)に慣れず読み進めるのにちょっと苦労したけど、でも人の思考なんてこんな風にまとまってないよな、と思ってからなじんですらすら進められた。

    地獄だけど「何が起こるか全くわからない!」ではなくて、普段自分たちの日常にある部分(温泉とか特に)がちょっと変

    0
    2012年04月19日

    Posted by ブクログ

    著者が劇作家という予備知識があるからそう思ってしまうのかも知れないが、読んでいると暗転があるような感じで、リズムがついて読みよい。
    地獄についてからは短い1章の中でオチがついていたりしてこれが笑わす。前田司郎なので、普通の小説ではないとは思っていたが、本当に地獄に旅行させちゃうとは。それだけで笑かす

    0
    2011年03月28日

    Posted by ブクログ

    夫婦って長く一緒にいたりすると愛情がただの情になるとか空気みたいに存在になるとかってよく言うけど、それは確かにそうなんだけど以前は同じだと思ってた価値観がなんとなくずれてきてるって違和感を感じることも多々あったりして、一心同体のようでもやっぱり別々の人間なんだよな。夫婦って。
    ってことを改めて思った

    0
    2022年02月17日

大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    幻冬舎
  • ページ数
    295ページ
  • 電子版発売日
    2011年04月28日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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