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Posted by ブクログ 2009年10月07日
子供たちが沈んでいる、と云われる
美しい沼のほとりに建つ一軒の家。
そこで祖母と2人きりで暮らしている
従兄の草一を、紅於と頬白鳥の兄弟が訪れる。
沼の底へと誘う青い鳥を追って消えた
少年たちの愛を描く水紅色の物語
沼に魅せられ沈みたいと願う頬白鳥と
沼を恐れる従兄弟の草一。
そんな二人...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月13日
どことなくマンディアルグ風味な泥濘と水蓮と少年の舞台設定からして、惹かれないはずがないのです。長野まゆみさんらしい精緻で多彩な文章にぐいぐいと呑み込まれるようにしながら頰白鳥といっしょに沼をのぞきこむその瞬間の美しさ畏ろしさ。堪能しました。
物語の全体を通してみれば平坦かもしれないその一瞬を、いやむ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月02日
面白かったです。
冷たい水と沼と、水笛や水蓮に涼しくなりました。
紅於だけに生命力を感じ、頬白鳥や草一は夢の中に生きているようなふわふわとした感じでした。頬白鳥は沼に魅せられ、沼に沈み、夢遊病の草一も沼へ。
頬白鳥が沈んだあとに咲いた青い水蓮、見てみたいです。
紅於はこれからも生きていくのかな。
暑...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月22日
全編通して夢か現実か曖昧で不思議な話。
水を豊富に含んだ柔らかい泥や水蜜の感触を想像するだけで、気持ちいいのと同時に引きずり込まれそうな恐ろしさを感じる。
途中で怖くなってきたがやめられずに最後まで読んだ。
唐突に終わるので夢から覚めた気分になった。
沼から聞こえる鳥の声に魅入られた少年たちは、その...続きを読む
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