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Posted by ブクログ 2023年03月31日
著者の「よろづ春夏冬中」『雨師』の市村兄弟、橘河が作品の中心として登場する。
「よろず〜」を読んだ時には、こんな作品につながっているとは思わず、「あめふらし」では不思議な世界がさらに広がり、幽玄な雰囲気を楽しめた。
ウヅマキ商會という不思議ななんでも屋を舞台に一癖も二癖もある社長の橘河・部下の仲村に...続きを読む
短編だけれども物語はきちんと繋がっています!
些細なところが重要なことへと繋がっていたりしているので最初から最後まできちんと読むべきです!!
直接的な表現も長野さんが表した言葉になると柔らかで妖しい印象になるのが不思議でどんどん物語に引き込まれます。
Posted by ブクログ 2012年05月19日
不思議で妖しい、ほんのり切ない和風幻想譚。
登場人物がほぼ同じ短編から成り立っていて、単に起こる出来事を淡々と描いていくだけかと思えば、終わりの方になってそうだったのか、と絡まった毛糸がほどけるようにつながりが分かり、静かな興奮を覚えた。
とはいえ時間軸もあやふやで、まるで時空の渦の中に放り込まれて...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月20日
最初から最後までもろBLだった。知らずに読んだので驚いた。BLはあまり得意ではないけど、面白かった。
わかったようなわからないような、文体も含め、夢うつつのまま流れるような。もっと知りたいなぁ、この世界観、と思っているうちに終わってしまったが、消化不良ではなく、勿体ないから、わからないまま取っておこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月21日
先に『雪花草子』を読んでしまったので、衝撃度が薄まれましたけど、こちらも、じゅうぶん妖しい。
携帯電話が圏外、という文字が出てきて、あ、そうか現代なんだなと気付かされますが、読んでいるといつの間にか、昭和初期のノスタルジックな世界感に浸ってしまいました。
冒頭の「空蝉」が切ない。
最後の「雨宿」...続きを読む
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