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Posted by ブクログ
吃音を抱える村内先生が、色々な学校の、色々な辛さと孤独を抱えているこどもに寄り添い、救っていく。
こんなに優しい話を書けるなんて、作者の重松清さんの事をもっと知りたくなる、そんな小説でした。
あとがきに、ご自身が教員免許を持ちながら自身の吃音のために教師になることを諦められた経緯が書かれていました。いわゆるみんなと異なる経験に裏打ちされた、とてもリアリティのある小説でした。
一番印象に残った、おそらく村内先生の寄り添い方の核心かと思う、ある生徒とのやり取りです。
「自分の思いが伝えられなくて、わかってもらえなくて、だれともつながっていないと思う子は、ひとりぼっちなんだよ、やっぱり。先生は、ひとりぼっちの子のそばにいる、もう一人の一人ぼっちになりたいんだ。だから先生は、先生をやっているんだ。」
Posted by ブクログ
たいせつなことだけを喋る国語教師の村内先生と、問題を抱えた中学生のお話。
村内先生が、国語教師らしからぬ吃音の持ち主なのに、村内先生が国語教師なのは、なるべくしてなったんだなと、読み終える頃には、ジンとしていた。
中学生あるあるな悩みや問題を抱える子、複雑な環境下の子、様々な考え方があって、様々な人がいて、様々なやり方で、みんな1人が嫌なんだよね。あの頃って、なぜだか世界が全部敵みたいに感じることがあって、そんなことを思ってるのは自分だけに感じてしまう。そんな時にそばにいてくれる大人の大切さ、大切な言葉をくれる存在の大切さ。
重松清の描く少年少女たちは、重たい背景を抱えていることも多いけど、どこか身近で他人事ではなくて、自分自身で、だからこそ身に沁みて、読んだら優しくなれる。ずっと好きです。
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