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わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる――。足の不自由な恵美ちゃんと病気がちな由香ちゃんは、ある事件がきっかけでクラスのだれとも付き合わなくなった。学校の人気者、ブンちゃんは、デキる転校生、モトくんのことが何となく面白くない……。優等生にひねた奴。弱虫に八方美人。それぞれの物語がちりばめられた、「友だち」のほんとうの意味をさがす連作長編。
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Posted by ブクログ
小学生の時に先生に勧められた本を再読。本の語り口が優しくて、結末を知っているのも相まってか、読んでいて1ページ目から泣きそうになってしまった。 「きみ」を中心に語られる物語は、ちょっと不器用で弱い、人間関係を優しく描いていて、あっという間に読み終わった。
「きみの話をしよう。」とか言って第3者目線で思春期の子達の話をショート形式で描かれていく。 きみっていうお前誰なん。伏線回収やばいんじゃね?って思っていたんだけど、そういう小説ではなかった笑 宿直の時読んでたんだけど会社の枕鼻水で濡らしちゃった…! 主人公の女の子は、事故に遭い歩けなくなるんだけど...続きを読む、そうならないと最後のハッピーエンドを迎えることができなかった。 人生の良し悪しは起こったことに対しての「意味づけ」次第と思っている。今描ける「星座」のような縁に対して、後悔しないように、いっぱい写真撮ったり、愛を伝えていかなきゃと思った。 実際に友達に大好きって言ったらおっさんがなに言ってんねん。キモい。って言われたけど笑 (星座→作中に出て来た言い回し。ハブられたことに対して、「星座で繋がっていない星はどれくらいあるんだろう。」から笑)
小学生、中学生の頃の自分に必ずあった一部を、どのキャラクターたちとも共有しているようで、大人になってから読み返すと胸がキュッとする 読後感があたたかいのが好きだったのを思い出した
思春期の子どもの心をこうも爽やかに温度感が伝わる形で描ける重松清さんはほんとうに素晴らしいなと思いました。あとがきまで味わい、恵美ちゃんのほんとうに大事なものが見える目について心に残っています。友だちの概念や生き方はさまざまだけど、恵美ちゃんと由香ちゃんのような絆で結ばれる友だちにとても憧れます。 ...続きを読む最後の結婚式のシーンでは、写真を観てみんなが思い馳せるところも胸がきゅっと引き締まる思いがしました。 恵美ちゃん-僕はこれから、きみと、きみにかかわりのある何人かの子どもたちの話をしようと思う。 この台詞が、この作品の良い味を出しているとも感じます。
父が送ってくれたタイミングで友人が重松清さんを読んでいると聞いて読んでみました。 通勤の帰りの電車で読んでいましたが面白くてあっという間でした。 小学生、中学生の人間関係あるあるで共感しました。 そして、最後の方は感動して読む場所を選びました。 ミステリーばかりだったのでまた1人、素敵な作家さんに出...続きを読む会うことが出来て良かったです。
自分も夢中で読んで、中高生の子供らもあっという間に読んで、親子で楽しめる本。仲良しとは。いじめとは。負ける悔しさ。自己嫌悪。憐れみへの怒り〜ブンちゃんがモトくんに思わずなぐりかかった、のくだりは、読ませるなぁと思いました。
子供が出来たら絶対読ませたい本! 自分が注目を浴びることに喜びを感じて、学校での地位を気にして、大人しい子を陰キャと括っていた中高生の頃の私にも読ませたい。楽しかったしいい思い出だしあの頃はあれで良かったのかもなあとも思う。 今だからこそグッときて、悔しいような懐かしいような気持ちになった。
「友だち」いいな。 絶対に自分の味方だと思える友だちに出会いたい。 上手くいかないことばかり、他人から見たら痛い人もリアル。 私の人生も小説にしてみてほしい。 学生時代に読みたかった1冊。
この本は短編集で、物語ははじめの話の主人公「恵美」を軸として展開されていく。学校という場所を舞台に、境遇の異なる少年少女たちの一人一人に焦点を当てて、その複雑な内面を丁寧に描いていく群像劇でもある。 各話ごとの視点の入れ替わりによって、前の話ではモブでしかなかった人物が次の話の主人公になることが多く...続きを読む、そのシステムが非常に面白い。次は誰の話かなあ〜と最後まで飽きずに読めた。個人的には「別れの曲」が大好き。 前の話では最低最悪だったアイツも実は悩んでた、みたいに、本当に色々な思惑や悩みが複雑に、有機的に絡み合っている。どちらも正しくて、どちらも間違っているその様子は、まるで戦時下の国々を俯瞰しているかのよう。 文章力が非常に高く、特にふとした瞬間の、たとえばアイスを食べた時の「冷たいかたまりがみぞおちへ滑り落ちていく感覚が気持ちいい」のような感覚描写が毎度秀逸で、読んでいて楽しくてたまらなかった。 『「みんな」が一番めんどくさいんだよ。』 この一文は特に深く刺さった。 久しぶりに、ああ、本当に読んでよかった、と思えた本だった。世界をほんの少しだけ広く見渡せるようになった気がする。 自分が今まで読んできた中で(と言ってもそんなに数読んでる訳じゃないけど)いちばん「小説」している小説だった。
友達とおすすめ本を交換して。 この本を大好きな友達がおすすめしてくれたことも含めて胸が熱い。 後半はもうずっとぽろぽろぽろぽろ... 恵美ちゃんを中心とした短編連作。 あーこんな子いたなとか、この子私かも...なんていうお話が見つかる。 私が好きだったのは佐藤くんのお話かな。 恵美ちゃんの言ってる...続きを読むことはわかるような、わからないような。でも救われる気がする。 「頑張れ、雲」うーん、いい。 この本を読んで考えたのは、 人間の面白みについて。 恵美ちゃんの言うとおり、「みんな」の中にいると消えてしまう個性は、一対一で見つめたら皆んなそれぞれ。かなり面白いものだと年々感じる。 (学生の時はそんなこと考えもしなかった!上っ面だけで人を見てきたんだな) 歳を重ねるに連れて、 大体会いたい人は固定されてきた。 みんなが居てくれれば充分だと感じる。 けれど、 やっぱり新しい出会いも拒まないで、 次に会う人の面白みは感じれる人間でいたい。 最後に 由香ちゃんが、 恵美ちゃんのことは大好きだけど、どこって言われると、、みたいな件で 「恵美ちゃんすぐ怒る」っていう一文が すごく愛おしくて、大好きなんだろうなと伝わる。 由香ちゃん、最後のシーンきっと嬉しかったよね
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