日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す

1,595円 (税込)

7pt

3.6

「文法」が日本語を迫害している。「主語がよく省略される」から「非論理的」まで、100年にわたり「日本語」に貼られてきたレッテルを一刀両断する! 「愛らしい」「赤ん坊だ」「泣いた」――日本語の基本文はこの3種で必要十分である。英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する、すべての日本語話者、必携の書。(講談社選書メチエ)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。

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日本語に主語はいらない 百年の誤謬を正す のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「すべての日本語話者、必携の書」という惹句がすごい。労作である。力があって引き込まれた。「英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を完璧に論破する」という内容だ。

    言語学者の論文といえるものを一般読者にも読めるようにしているところがよい。読み初めからそう感心していたが、終章「モント...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2015年02月08日

    一気に読んだ。
    最初はカナダかぶれの方かと思って読み始めたが、目から鱗の数々。日本語の文法は間違っている、主語など無い、とはかなり刺激的。
    だが、全く腑に落ちる。スーパー助詞の「は」といい、使役と自動の対比といい、その通りと得心する。
    その根源が明治時代の脱亜入欧にある、と言われると卒然とする。言葉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月30日

     モントリオールで日本語の教育に携わっている著者が提唱するユニークな日本語文法論。
     そのユニークさを味わうために、まずは学校で習った文法を思い出してみよう。日本語には主語と述語があると習ったはずだ。でも、主語はよく省略されるとも。日本語は主語をあまり主張しない、あいまいな言語だ……なんてことも習っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    どういうものを「論理的な言葉」とするのかという定義自体が、確かに英仏の言葉にひきづられているものだとハッとする。
    Iがひとつではないと言った日本語ならではの細やかさをもっと楽しもうと思う

    0

    Posted by ブクログ 2019年06月10日

    「日本語に主語、入らない」じゃないですょ・・・^^;。

    かねて、「イギリス語の“I”一種類に対して、日本語には“僕”“わたし”“オレ”“それがし”など無数の言い方がある。日本語って、なんて細やかなんだべ!!」と思っていたんだけど、どうもこれ、そうカンタンにはいかない問題だったらしい。

    そもそも“...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年05月08日

    一応、一通り目を通しました。
    途中、難しくって、何が書いてあるのか良く分からない所も多かったです(汗)。

    タイトルにもなっている「日本語に主語はいらない」という考え方は、それを取り入れることで、なんだか(日本語を話す・書くのが)ラクになった気がしました。

    また、頭が賢くなったら、もう一度、読み返...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    英語文法に引きずられた日本語文法の常識を打ち壊す一冊。西洋の言語学・文法がそのまま日本語に適応されたことによって、どのようなひずみが生まれたのかがよく分かります。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年10月24日

    昔、学校で国語の文法問題を解くのに日本語を英訳して答えを書いていたのを思い出した。こうすると、よくわからないものが簡単に解けるので、やはり日本語には文法と言うものはなく、英語の力を借りないとだめなのかと考えていた(ような気がする)。
    さて、ひょんなことから知ることになった、国語文法:学校で習う国語の...続きを読む

    0

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