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宇宙少年だったのぼく。不登校、ひきこもり、つまずきの連続。そんなぼくが、いまは世界15カ国の科学者たちのリーダーになって、前代未聞の大作戦にとりくむ。その大作戦とは……「宇宙人さがし」!。「夢をあきらめない」、SETI(地球外的生命探査)をおこなう著者のメッセージ。
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Posted by ブクログ
兵庫県立大学西はりま天文台天文科学専門員による一冊。 宇宙の仕組みの説明から始まり、自らの宇宙に対する興味の始発点、完璧を求め過ぎて不登校となった少年時代のこと、夢を諦められず進んだこと、そして夢が叶い憧れの仕事に就いたことが、子どもたちに語られるように書かれています。夢を持つこと夢を追いかけること...続きを読む夢を叶えることが順を追って書かれることによって、読み手の心も膨らみます。 後半は、地球以外に知的生命体がいるかどうかを観測するプロジェクトについて語られます。観測方法の説明から、日本そして地球規模のプロジェクトが動き出す様子が克明に書かれ、プロジェクトの行方を息を飲むように見守ります。ここでもプロジェクトを動かした当人が語ることによって、読み手は鮮明に追体験できるのです。地球外知的生命体つまり宇宙人が本当にいるのかという謎を軸に、夢を追うことの楽しさを体験することができます。 この世には面白いことがたくさんあるんだよと、子どもたちに伝えるのが大人の役割だと思っています。夢を持つこと夢を追うこと夢を叶えることの素晴らしさは、こうした具体的な話で伝えることができるのではないでしょうか。子どもたちに伝える夢を大人は持っているのか? そんなことも痛切に感じました。そして子どもたちにはたくさんの夢を見てもらいたい。本を読むことで他人の夢を追体験できることも知ってもらいたい。そうすることで自分の夢を持つことの楽しさも伝えられると思うのです。
兵庫県にある西はりま天文台に勤務する著者が、SETI(地球外知的生命探査):にたずさわっていき、SETIすなわち「オズマ計画」誕生から50周年の2010年に、みずからがプロジェクトリーダーとなって「ドロシー計画」を立ち上げ、実行するまでの物語。 少年時代の夢、挫折、不登校からひきこもりをへて、22...続きを読む歳でようやく大学に合格し、教師をへて天文台職員になった著者。まわり道はしないにこしたことがないけれど、そうなったらしかたがない。あせらないでほしい、という語りかけにじんときた。 そしてドロシー計画。うっすらとは知っていたけれど、要するに世界のいろんな天文台で同時に電波を観測するんでしょ、というぐらいの認識しかなかった。 でも、時差のあるなか、各国の天文台でバトンをひきつぎながら観測すること、そしてたくさん予算のかかった大きな電波望遠鏡を、その特定の時間、特定の観測のために確保することはとても大変で、膨大なメールのやりとりと、忍耐強い調整と、大勢の人の熱意が必要なんだということがこの本を読んでよくわかった。 短い本ではあるけれど、未知の世界へのとびらを開いてくれる一冊。熱い気持ち、温かい気持ちが伝わってきて、若い世代へのエールにもなっていると思う。
兵庫県立大学西はりま天文台に努める著者は、中学高校と不登校でした。そんな彼が宇宙への憧れを糧に現在の職場に就職しただけではなく、宇宙からの電波を世界中の天文台で同時に観測するという計画の責任者に。計画の企画から、トラブルの数々、世界中の研究者の協力と、なんだかワクワクする物語を読むようです。宇宙人は...続きを読むいる、という前提のもと、世界でこんなにたくさんの人々が、宇宙からの電波を観測しているんですね。壮大な気分になります。
とても素敵な本でした。 専門的な内容は頭にあまり入ってきませんでしたが、それでも電波天文学やSETIに対する著者の熱意が頭に流れ込んできて、田舎の河川敷で綺麗な夜空を見たい、宇宙でスキップしたい気分になりました。 平成25年の中学生の課題図書らしく、児童書のテイストで仕上げられていましたが、大人で...続きを読むも読む価値のある本です。子供の頃にこの本に出会えた子どもは幸福だとわたしは思います。
著者は幼い頃から宇宙少年。 地球外知的生命体を本気で探す世界的プロジェクト(SETI)のリーダーになるのですが、プロジェクトは「だいじょうぶかな」と思うことの連続。手に汗握る展開でした。そもそも世界中の天文学者が宇宙人を本気で探していることに驚きましたが、この本で一番の魅力は、著者が若者に向けて語る...続きを読む言葉の数々かな、と思います。 著者は宇宙少年のまま順調に大人になって夢をかなえたわけではありません。ひきこもりや挫折の末、それでも天文の研究を諦めきれずに再挑戦をして、天文の仕事についています。それだけに、言葉に切実さがあり、また、挫折を乗り越えて夢を実現していく姿に勇気をもらえると思います。 人間同士を「国」ではなく「地球人」というくくりで見るスケール感、世界中の天文学者とのつながり方も独特で、興味深いです。宇宙から見たら、おんなじ地球人。
地球外知的生命体を探すための世界プロジェクトを発起し、成功させた筆者が少年少女に向けて語るメッセージ。 ワクワク感があって、情熱が伝わってきます。 好きな事で同じ志を持つ世界中の仲間と活動できるなんて、素晴らしい。
不登校も引きこもりも体験した作者が、天体、宇宙への夢をあきらめずについにはSETI、ドロシー計画のリーダーとして世界中の科学者と協力していく。そこには人種の差別もない地球人としての仲間意識が、これこそ今の人類に必要なものかも知れない。
なぜ同時観測が必要なのかが分からない。大変意義深いことなのだろうけど、それが伝わってないのが残念です
第一線の研究者が子供にメッセージを送る本はいいね。 本書は、「自分も出来たから君にも出来るはずだ」みたいな傲慢な態度がなくて、単にどれだけその分野が好きかに紙幅が割かれていて、まずそこがいい。 それから現在携わる仕事でどんな苦労をし、どんな達成感を得たのか、が臨場感あふれる筆致で描かれていて、好感が...続きを読む持てる。
西はりま天文台の方が、宇宙人を捜しているという内容が大変興味深かった。西はりま天文台の施設だけではなく、世界中の仲間を募って捜す計画であるという。いつか地球外生命体が見つかる日が来るのかもしれない。
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鳴沢真也
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