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Posted by ブクログ 2020年12月29日
全ての子どもを愛する絶対平等観の母性原理。
切り離す、序列をつける父性原理。
母性原理的な社会の代表例はインド。階級が始めから「与えられたもの」として存在する社会。たとえ、下層のカーストにある人でも「与えられた」ところに一生留まるものとして、競争に破れたという惨めさを味わうことはない。これに対して...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年05月01日
「第一章 日本人の精神病理」が分かりやすく勉強になりました。
第二章以降の「ユングと出会う」、「日本人の深層心理」、「物語は何を語りかけるのか」は、いずれも深層心理を扱ったもので面白いし言っていることはわかるのですが、私にとっては書いてあることをそのまま受け取るしかなくという状況でした。河合隼雄...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月05日
1970年代に書かれた本らしく、文体が硬め。参考文献が多数引用された論文だった。
日本が西洋に比べ、父性原理が弱くイニシエーションを経て大人にならない、といった論説は現代に対してもとても説得力があった。それに対して、だから日本はけしからんとか、日本は素晴らしいんだ、みたいな、両極端に振れることなく、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月20日
父性社会の物事を「切断する」ことと違い、母性社会は全てを「包含する」。西洋は父性社会であり、日本は母性社会である。それで日本の社会現象を説明できる。もちろんどの社会にも父性と母性の両方は存在するが、どちらが優位を持った社会であるかで違いがでる。「個」の倫理と「場」の倫理。「場」から疎外される孤独か。...続きを読む
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