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【電子版限定特典つき】突然の交通事故で両親をなくし、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らすことになった小学生の太輔。悲しみでしばらく心を閉ざしていたが、同じ部屋の仲間たちのおかげですこしずつ打ち解けていく。とくにお母さんのように優しい高校生の佐緒里は、みんなにとって特別な存在。施設を卒業する佐緒里のため、4人の子供たちは、ランタンに願い事を託して空に飛ばす「蛍祭り」を復活させようと、作戦を立てはじめる――。直木賞受賞後第一作! 電子版限定! スタジオジブリのアニメーター・近藤勝也氏が本書のために描き下ろしたカラーイラスト3点&「青春と読書」’13年7月号に掲載された、著者インタビューも収録。
...続きを読むPosted by ブクログ 2022年01月18日
人に勧められて、初めて朝井リョウさんの作品を読みました。
もともとエッセイは読んでいたのですが。
エッセイに、「そのときの感情をいかに言葉にできるか、ということをやっている」
というようなことが書いてあって、
ああ、なるほど、、と、この本を読んで納得しました。
言葉の使い方が繊細で、優しくて、...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月12日
子供たちだけでなく、取り巻く大人たちの心の痛みが伝わってくる感じがした。
太輔くんのご両親に対する思い。誰も代りにはならないという気持ちもすごく共感できる。
太輔くんと佐緒里ちゃんの今後も知りたかったな。
子供たちが作って空を舞ったランタンを見てみたいと思った。
物語だけど、同じような施設やそこで...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月11日
子供の悲しむ姿は見たくない。
でも、ここの子供達は、悲しい気持ちを心の奥底に隠しながら暮らしている。
そんな状況にならざるを得なくなった彼らを思うと胸が苦しくなります。
児童養護施設で育つ彼らに、世間はあまりにも辛い試練を与えます。
でも、彼らが決行したアリサ作戦、神社から見たたくさんのランタン、...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月31日
扉絵はスタジオジブリ
の近藤勝也さん。
扉絵そのままのラスト
シーンにホロっと涙が
・・・
様々な事情で保護者を
失いゆくりなく施設に
暮らす子どもたち。
学校でいじめられたり
経済的な事情から夢を
あきらめたり、
世間に揉まれ成長して
いく彼らの姿になにを
感じたか。
それをうまく言葉に...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月20日
★4.0
ありきたりなストーリー、予想が容易なラスト、それでも読み終わった後に泣きそうになってしまったのはなぜなのだろう。
考えてみて、きっと気付かないうちに、私も「青葉おひさまの家」の一員になっていたのだろうと思った。
他のメンバーと一緒に学校へ行って、夜に隠れてお菓子を食べて、気軽に相談できない...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月19日
朝井リョウさんの作品はすべて、深く刻まれる。人間の少し痛い部分を絶妙に描くので、読書にスパイスをと言う時に手に取る。全作読みたくなる。
ホワイトペッパーというよりブラックペッパーなスパイスという感じ。
子どもには子どもの、大人には大人の事情と言い分がある。
いじめる人はいじめ続ける。
教師はあくま...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月23日
『逃げた先にもちゃんと、これまでと同じ広さの道がある。』スタンドバイミーのような子ども達の挑戦と大人に近づいていく成長が、ジーンと来るストーリー。朝井リョウさん、イメージは高校生以上20代のストーリーと思ってましたが、これは小学生から高校生のストーリーでした。ひとつ屋根の下、でもそれぞれが悩みそれぞ...続きを読む
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