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Posted by ブクログ 2017年08月22日
これは大人が読む本だと今さら気づいた。子供の頃読んだ気がするがたぶん子供向け版だったと思う。赤裸々な自伝である。子供時代の思い出は無邪気なだけではないはずである。両親のいやな面を見たり、残酷なことを楽しんだり(動物だけでなく人に対しても)、異性に性的な感情を抱いたり。みんなが平気で忘れて向き合わない...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月14日
ジュール・ルナールの代表作「にんじん」。10年ぶりに再読。
家族全員から「にんじん」と呼ばれる時点で、すでに悲劇だが、特に母親から愛されないことへの反抗心と極端な自我を発揮する「にんじん」は強く、たくましい。
父親との手紙のやりとりや兄弟との会話、挿絵の雰囲気などは、どこか滑稽で、愛情溢れる家族にも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月01日
いじめられっ子の立場において
家庭内に居場所を見いだしている男の子がいる
彼は本当の名前を剥奪され
「にんじん」というあだ名でしか呼んでもらえない
家庭内にある歪みの中心に「にんじん」は立っていて
そこに決定的な亀裂が入らないよう押さえている
そんな「にんじん」を家族たちはむしろ
愚図で意気地なし...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
なんともつかみ所のないと言うか、複雑な話だった。荒唐無稽であるようにも思う。
表向きな物語としては、その風貌から母親から疎まれ、イジメのような仕打ちをうけながらも賢明に生きる少年の物語となるのだろうか。
しかし、これはそうそう簡単な物語ではない。
ストーリーから考える少年像としては、素直で純粋だが、...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月09日
題名が有名ランキングではかなり上位に来るであろう、しかし実際には読まないよなランキングでも上位に来そう、なんだけども、とりあえずにんじんが何を意味しているかは割とすぐに分かった。母親と息子の関係ってのは今も昔も重要なテーマなんだろうけど、こゆのを心理学的に読み解こうとする現代医学というかカウンセリン...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月14日
小学生のとき、従姉からお下がり的にもたらされた本の一つで、
ちょっとしたトラウマになったヤツ。
子供だった自分は一読して、この鬼のような母は父の後妻なのか、
それとも「にんじん」が夫妻の実子でないために
不当な扱いを受けているのか?
と、首を傾げたが、読み直してみると、そういう説明はなく、
普通の家...続きを読む
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