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もっと評価されて良い名作。
初版時に読みました。電子で再読しようと購入。
映画化もされています。宝塚を退団して間もない天海祐希さんが、一世一代の《エロス》に挑戦していて、原作同様、もっと評価されて良い名画でした。
著者の「日本の古い因習に囚われた地方社会」を描いているのですが、単純におどろおどろしい話を書くのでは無く、そこに現代的な視線を当てて書いているので、読んでいて単純に恐がると云うより『日本史の陰には、こういう因習が在ったのかぁ』と、勉強している様な気分にも成り、よくある「怖い話」よりも文学的な、歴史学的な香りがあります。
『死国』もそうですが、読後考えさせられるものが残ります。
Posted by ブクログ
土俗的な風習や田舎の閉鎖性、憑き物、呪いという
ある種の和製ホラーの方向性を位置づけた記念碑的作品
なのだなあということを確認しながら読むような感じだった。
物語の舞台となる村落の描写を読むたびに
隣人・村人との不思議な距離感と村全体の閉鎖性と緊密性に覆われた
小野不由美『屍鬼』の舞台である外場村の雰囲気との酷似を感じたし
憑き物筋と呪いによる死は三津田信三の刀城言耶シリーズに
通じるものがあった。
影響を受けていないのかもしれないが、
なんとなくそういった後に作られた作品群に
影響を与えた傑作なのだろうなという思いを持った。
「血」と「土」を強烈に感じさせる傑作伝奇ホラーでした。
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