仇討ち

仇討ち

550円 (税込)

2pt

3.3

囲碁の口論から父を惨殺した笠原孫七郎を追って三十年。信州松本藩の夏目半介は仇討ち費用を人に貸して生計を立てる江戸暮らし。ふとなじんだ娼家のお君の、熟れた体に激しく溺れた。そのお君が悪事を犯しただんなと江戸を出奔、半介は後を追うが、その男こそ……。「うんぷてんぷ」以下、江戸時代の仇討ちをテーマとする八編を収録。仇討ち制度の非人間性と、それに翻弄される人間たちの運命を鮮やかに描く珠玉作品集。

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仇討ち のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2020年10月10日

     池波正太郎(1923-1990)も没後三十年。時蠅は矢を好む。短篇集『仇討ち』の登場であります。テエマはそのものずばり「仇討ち」。
     日本人は曽我兄弟の仇討(1193)や鍵屋辻の決闘(1634)、さらには忠臣蔵・赤穂事件(1703)など、仇討物語が好きであると言はれてゐますが、本当の所は分かりませ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年10月23日

    短編小説で気楽に読めた。仇討ちというテーマだけど、そんなにどろどろ生臭い感じはしないので、よかった。
    仇討ちを題材に全部違う構成、展開の話になっているので面白い。
    それにしても仇討ちというシステムは恐ろしい。もし自分が親を殺されたとしたら、自分の足でその犯人を探して、首をとってこなければ地元に帰るこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月22日

    いかにも池波正太郎と言う感じ。
    巡る世の中、良い悪いもの人それぞれ。
    教訓めいた話もあり。
    気軽な一冊かな。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    短編の中でも仇討ちにテーマを絞ったもの。池波流の見事な切り口でまとめられている。
    しかし、このテーマだけで一冊できてしまうとはさすが。読後感もいいんですよね。
    テレビの時代劇も、最後のお定まりのあれ、がなくっちゃ〜。ってところがあると思うんだけど、池波小説はえ?と裏切られても読後感はいいんですよね。...続きを読む

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