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Posted by ブクログ
家族や周りからの期待を背負って田舎から東京へ上京、東大受験を目指すも3浪してしまい、傷心して田舎に舞い戻ってきたレイコ。
しかし田舎のこの集落では、頭のいい子は都会に出て『偉人(えらじん)』になり、戻ってくると言われており、いたたまれない…。
現役で大学に受かろうが、浪人しようが、結局大学進学はやめようが、もう僕くらいの年齢になればそれはあまり関係無いことだが、若い頃はそんなわけにはいかない。3浪したコンプレックスに負けそうになる。だが消えてしまいたいのに、田舎の人たちはそれを許してはくれない。
他人のプライベートには立ち入らないのが都会の人の主義。しかしそれは他人に興味をなくしだんだん人間関係が希薄になる寂しさもある。
だが、故郷の人たちはその逆だ…どうした?何があった?と悪気なく心の領域に入ってくる…感情のコントロールが難しい
過疎化した田舎に住む家族や周りの人たちと触れ合ううちに、これからの自分を見つめ直すレイコ…。
レイコのこれからがどうなるかまでは書かれていないが、ふるさとで家族や仲間に囲まれて『心の洗濯』をし、これからまた歩みを始めていく…そんな前向きな終わり方でよかった。
『ふるさと』の存在。それを改めて問いかけるような小説でした。
僕は今住んでいる場所がふるさとであり、帰省する場所も無いので少し羨ましくもあるなあ…。
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