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国民的作家たちが描いた食の情景と、そこに込められた苦悩や喜びに迫る!!毎朝新聞の深川支局に配属された主人公・川中は、趣味の食道楽を生かして、文豪たちと食を結びつける企画を提案する。それは、夏目漱石や芥川龍之介、太宰治らが書き残した“食”の数々を通して、彼らの生活や本質を描く文豪探訪記であった。果たして、近代文学を代表する文豪たちはどんな思いで食を描いたのか?ラズウェル細木氏も推薦!!カラー記事「6人の文豪ゆかりの食を訪ねて」&書き下ろしコラム30ページも収録!!
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Posted by ブクログ
とにかく、機会を作って食べに行こう。太宰が食べた国分寺の若松屋のうなぎ。永井花風、浅草、尾張屋、かしわ南蛮。
かつての文豪たちは、なにを食べていたのか。 楽しみながら、当時の生活に思いを馳せることができます。 文豪たちの以外な一面も。 楽しい一冊です。
絵柄は今風ではなく、ともすればやや野暮ったと感じる方も多いだろうけど、テーマは秀逸。 「文豪と食」は調べるとより深い背景がわかったりするので、こういう漫画はありだと思う。 むしろ、活字にすると効果が薄まるテーマではないだろうか? 個人的には永井荷風のエピソードが好きかも。 太宰治の酒に関するエピソー...続きを読むドはなるほどと思った。
文豪と、そのゆかりの食べものとの逸話を、一話完結でまとめた短編集。 漱石、子規、一葉、荷風、芥川、太宰が取り上げられている。 そして現存する文豪縁の店やメニューも紹介されていて、ちょっとしたガイドブックにもなる。 主人公が新聞記者で・・・という設定は、「美味し○ぼ」を思わせて、何かかえってそういう...続きを読む設定がなくてもいいんじゃないかと・・・。 一葉の話はしみじみとして、味わいが深かった。 ただ、全体には、もっと紙数を割いて、じっくりと文豪に迫っていくような描き方なら、もっとうれしかったかな。 何分にも青木玉「小石川の家」を読んだ直後に読んだので、どうしても比較してしまうし、比較すると・・・やっぱりこの本は分が悪い。 全く違う状況で読んでいたら、もうちょっと高く評価したかもしれない。
新聞記者である主人公が、文豪と“食”を結びつける「文士のお取り寄せ」なる企画を立案。デスクと2人して取材に行ったり飯食ったり文学ウンチクを披露するマンガ。 「この人といえばこの料理!」みたいなものがハッキリしている作家が少ない(荷風くらい?)ので、取り上げられる食べ物に異論を唱えたくなる文学ファン...続きを読むもいるかも。 本編以外にも原作者・壬生篤氏のコラムが載っているのが嬉しいですね。 第2話「再現!正岡子規の“食”」が素晴らしい(結局お取り寄せ意味ないけど)。 同テーマであれば、嵐山光三郎先生の『文人悪食』シリーズの方が好みです。
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