田舎の紳士服店のモデルの妻

田舎の紳士服店のモデルの妻

小説・文芸
611円 (税込)

3pt

「もしも、子供がいなかったら、夫がいなかったら。私はもっと快活に笑えていただろうか。もっと自由だったのだろうか。」(本文より)東京から夫の故郷に移り住むことになった梨々子。田舎行きに戸惑い、夫とすれ違い、恋に胸を騒がせ、変わってゆく子供たちの成長に驚き――30歳から40歳、「何者でもない」等身大の女性の10年間を、2年刻みの定点観測のように丁寧に描き出す。注目の著者がすべての女性に贈る、愛おしい「普通の私」の物語。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    田舎の紳士服店のモデルの妻
  • タイトルID
    :
    217954
  • 電子版発売日
    :
    2013年08月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

田舎の紳士服店のモデルの妻 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いいテンションで言うのだが、この物語のなかで起きる出来事に、ドラマチックさはない、と思っていいと思う。メディアミックスされるような派手さもないと思う。主人公の心の内のスパーク、それを求める人が読み、そっとしまえば良いと思う。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    夫がうつ病になり、都会から田舎へと転居を余儀なくされた一家の話。都会に実体のない憧れを持っていた妻は田舎暮らしを重ねるにつれ、人生というものへの捉え方が変わっていく。
    家族が居ても、友人が居ても、「私はひとりだ」と自覚してからの妻の言動には、果てしない強さを感じた。
    悩み、傷つき、抱えた者にしか辿りつかない境地があるのだろうと読んでいて思った。
    短期的には悲観すべき事象でも、10年スパンでみたりすると、案外悪くもなかった決断だったのかもしれないと思えたりすることがあるのかもしれない。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    その声があまりにもまっすぐで、梨々子の胸はじんわりと熱くなった。何かとてもいいものを聞いたような心持ちがした。

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    2024年25冊目
    宮下奈都さん/田舎の紳士服店のモデルの妻
    容姿端麗な夫と2人の子どもと暮らす、主人公の梨々子。しかし夫がうつ病になり、故郷の田舎へ引っ越すことに。
    慣れない土地での暮らしや子どもたちの問題と向き合いながら、進化していく梨々子がカッコいい

    0
    2024年04月13日

    購入済み

    自分自身を見つめる

    この本も面白かったです。
    梨々子の色んな葛藤や、夫やこどもまわりとの
    人間関係の過程、頷ける部分も沢山ありました。
    宮下先生の作品は、いつもブレブレの私の姿勢を直してくれています。
    温かさやぬくもりがいつも込められていて、毎作品胸が熱くなります

    0
    2018年09月18日

    Posted by ブクログ

    私にはちょっと不思議な感じがした小説
    前半まではフワフワした掴みどころがないなと読み続けると後半は余韻を感じる部分が多くて読み進めながら色々と考えました。

    前半の背景や展開の部分を読んでいて、私は女性でもなく子供もいないので実感として共感しにくいなあと感じていたのですが、途中から普通の生活の中にある自分の弱さや強さのような部分を感じるようになってきて、最後の方では主人公が前を向いて普通の日常の中で強く歩いていく姿に、自分たちの日常の毎日にも通じる頼もしさを感じていました。
    読み終えて嬉しくなる小説ってイイですね

    それとタイトルが『???』だったけど、途中から『そういうことか』、そして読み終えてみて机の上に置いてあるブックカバーを見る度に非常に印象強くなるタイトルとなりました

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    260610

    一般的な主婦の10年を描いた物語だと思っていたけれど、中盤あたりから一般の基準って何だろうと思わせられた。
    10年間、一時的な悩みもあれば慢性的な悩みもあるのは誰しも同じで、キッパリともしくはジワジワと視点も変わっていくものなんだと思った。
    軽いようで重い。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    とある誰でもない専業主婦の女性が、誰かになりたくてもがきながら、最終的に自分であることをゆっくり受け入れていく物語、ということになるんだと思う。虚栄心、嫉妬、見栄、優越感、劣等感、そういった感情とその日々が丁寧に描かれている。もしかすると子育てをしている多くの女性は、主人公の気持ちやシチュエーションに強く共感するのかもしれない。

    俺はと言えば、性や役割の違いもあるとは思うけど、考え方として主人公はなかなかまっすぐに歪んでいて(これは物語の装置として拡大レンズを通して描かれているからだとは思うけど)、強い共感はあまり感じなかった。でも、あまり共感できない主人公なのに胸を打たれる場面がいくつもあって、日々に織り込まれる小さな喜びを描くのがとても上手い一冊だと思った。

    それと、主人公がこれまで自分を縛っていた考えから、ふと自由になる瞬間がとても良く描かれていて印象に残った(もちろんその後すぐに考え直したり、揺れ戻したりもするのだけど)。途中で彼女は恋をするんだけど、そこで一線を越えさせない判断も、物語として主人公を汚さず、都合がいいと言えばそうなんだけど、プラトニックなのにとても切なくて、その匙加減が本当に上手いなと思った。

    前向きになれる一冊かな。面白かった。

    0
    2025年12月22日

    Posted by ブクログ

    「生きるのに意味などない。さびしいわけでもむなしいわけでもなく、ぱーんとそれが、わかる。竜胆梨々子が生きるのは、ほんの何人かの、梨々子がいなくなったら悲しむ人のためだけだ。」
    「持ち時間が尽きるまで手ぶらでせっせと暇をつぶして過ごすのだ。」
    梨々子が最後にたどり着く境地に、普通の主婦として共感。それだけでいい、と思うと、人生が気楽になる気がする。
    普通に過ごす毎日に、ふいに「他に何もいらないと思える充実感」に包まれる、そんな幸せに辿り着けるなら、確かに人生他に何がいるだろう。

    でも子育ての難しさは考えさせられた。子供が運動会の徒競走で1人だけ走らなかったり、学校で1番好きな時間は下校だと言ったり、給食を全く食べなかったりしたら、なんて言ったらいいか全然わからない。
    夫と気持ちが通じ合わないのもつらいことだし、でも完璧に以心伝心の夫婦なんて存在しないし、と考えていくと、普通の楽な主婦なんてこの世にいない、当たり前のように難しいことを乗り越えて、みんな偉いとも思った。

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    読んでよかった。いつか梨々子のこの10年をもう一度振り返って自分の人生を肯定したくなる時が来るんだと思う。でも苦しかった、残り50ページくらいまで。
    梨々子の気持ちの描写が丁寧な分、やむをえず巻き込まれて誘われた土地で感じる戸惑いや嫌悪感も、都内のママ友への嫉妬や焦燥感も、全部全部形がはっきりとわかるほどに伝わってきて読んでいてかなり苦しい部分もあった。でも、それを苦しいと感じている自分がいることに気づくことができてよかった。まだまだ自分は幼くて他人に知られたくない部分がたくさんあって、わかってはいても目を背けていた事実がこの本を読んで顕になった。しんどいけど改めて自分を見つめ直せる機会をもらった感じ。
    折り合いをつけて田舎を穏やかに受け入れていく主人公の姿を途中までは諦めだと思ってしまった。でも、実際そんな浅はかなことじゃなくて、どこで暮らすか何してるかなんて本当に瑣末なことなんだと最後の50ページ強でしっかり梨々子が体現してくれてるように感じた。将来まだまだ不安定で時折そこはかとなく怖くなるけど、この本に教えてもらったことを大切にしていきたい。

    0
    2025年01月02日

田舎の紳士服店のモデルの妻 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    田舎の紳士服店のモデルの妻
  • タイトルID
    :
    217954
  • 電子版発売日
    :
    2013年08月30日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

宮下奈都 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す