ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
5pt
宗教とは、この現代に生き残っている過去である――だから、「宗教とはなんなのか?」ということを考えるのだとすると、その過去の集積=歴史を頭に入れなければならない。――オウム真理教事件を契機に、日本人が本当の「近代」を獲得するために著者が宗教について真っ正面から取り組んだ一冊。「信仰」「思想」「主義」「歴史」とは? 「ものを考えること」とは? 新潮学芸賞受賞作。
アプリ試し読みはこちら
Posted by ブクログ
氏は、宗教は、もう日本人には、あまり必要とされてないと言う。自立して考えればいいじゃんと、もうとっくに、そういう時代だよと言う。 日本人が自分自身に対してプリンシプルを持たない、持てないというのは、今だからこそ、より深刻な問題として日本を覆っている。何が良いのか、悪いのは、他人をキョロキョロ見ないと...続きを読む、自分の行動を決められないのは、近代をとっくに過ぎても、日本人に重くのしかかっている。 現状は、ますます日本人は、自立した思考、行動、立場をはっきりさせず、存在全てを何かに依存させている。氏の問題提起は、旧くて新しいが、オウム以後でも、日本人は、変わっておらず、何かにすがり付きたい態度が、社会を蝕んでいる。 自分の人生をよりよくするために、自分達は、 あまりに物事を深く考えずに決める。 氏は、故人となってしまったが、 氏の問題提起は、今でも、多くの日本人が考えなくちゃいけないことだと思う。氏は、決して答えを言わなかった。ここまで、考えたんだから、あとはよろしくね、この態度は一貫しているが、果たして、自分達は、宗教を超えて、自立した思考、行動を実践出来ているだろうか。
誰にも真似できない、橋本治さんの宗教論。オウム事件から宗教をあぶり出して、安易に批判すると思いきや、仏教の知識はかなりのもの。彼の宗教の考え方がとても好きです。
橋本さんが宗教について語っています。 自分も自己啓発本という名の宗教に嵌っているかもしれないので それを客観的に自己分析するための道具として読んでいます。 宗教は自分で頭を使う事が出来ない人のお守りみたいな、 また自分で色んなこと考えるために宗教に入るという文章には なるほどな〜と思いました。...続きを読む
私もよくジャケ買いをしますが、この買い方って多いと思うんです。それを考えると、この著者がどれだけ捻くれているか、よくわかりました。宗教なんかこわくない!
輪廻転生は「何度も生まれ変わる(変われる)」ではなく「何度も生まれ変わらねばならない」との旨がかかれていたが、なるほど、と納得。勉強になりました。
宗教と経済の関係性を独特の視点で教えてくれる。生産を奨励しない宗教と、生産を奨励する宗教。人間関係の基本はやっぱり労働の場所にしかないのダと納得の一冊。
結局この本が言いたいのは、宗教なんてもう要らない、自分の頭できちんと考えれば宗教なんてなしでやっていけるはずだ、ってことですね。 しかし橋本治おそるべし・・・オウム事件真っ只中で「麻原しょーこーはどこに隠れているか」に対して、富士山麓の地下で巨大化して卵を産んでいる。卵の大きさは90cmぐらいで一つ...続きを読む一つがみんな”あの顔”で、毛が生えてて・・・ってどんな想像やねん(−−;気持ち悪すぎる(w。それ以上にキモチワルイ想像が「あさはらしょーこーってね、人に近づくとき、あの顔を寄せてクンクン匂いをかぐんだよ」って(−−;めちゃくちゃやー。気持ち悪すぎるー ちゅーそんな感じの本です。実家へ
「オウム真理教事件を契機に、日本人が本当の「近代」を獲得するために橋本治が宗教について真っ正面から取り組んだ話題の本、ついに文庫化!新潮学芸賞受賞作。 」書評より
オウム真理教の事件を取り上げ、日本における宗教についての筆者の考えを述べたもの。「内面に語りかける宗教」と「社会を維持する宗教」という分類は面白い。読み進むとうなずくところも多いが、どうも構成が混沌としてまとまりがなく思われる。
橋本治が、オウム真理教事件について語った本。 オウム真理教事件について、著者はその「幼稚さ」を指摘しています。麻原彰晃のお面をつけた選挙運動から、彼は「権力者」になりたかったのではなく、「人気者」になりたかったのだ、と論じ、さらに彼の語尾の下がる話し方から、この人は「人と対等に話をする」ということ...続きを読むをしてこなかった人だ、と喝破します。 ただし、麻原やオウム信者の「幼稚さ」を指摘するのは、それほど独創的な主張ではありません。著者の独創性は、そこから翻って、このような麻原やオウムについて私たちが「分からない……」とつぶやくしかなかったのはどうしてなのか、という方向へと問いを向け変えるところにあります。この問いに答えるために、著者は日本史をさかのぼり、日本人が「宗教」というものに対して及び腰になった理由をさぐっています。 著者の議論は、ときにオタク・バッシングと見まごうような様相を呈することがあり、宮崎勤事件からオウム事件に至るまでのオタク・バッシングの渦中にあった人たちにとっては、こうした語り口に対して心穏やかではいられないということもあるのかもしれません。ただ、著者が批判しているのは、オタクであれ非オタクであれ、他者に対して無際限に自分を承認してほしいと要求する厚かましさに向けられているのだと、個人的には理解しています。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
宗教なんかこわくない!
新刊情報をお知らせします。
橋本治
フォロー機能について
「ちくま文庫」の最新刊一覧へ
「学術・語学」無料一覧へ
「学術・語学」ランキングの一覧へ
だめだし日本語論
いちばんさいしょの算数1 ──たし算とかけ算
あなたの苦手な彼女について
生きる歓び
いつまでも若いと思うなよ
いとも優雅な意地悪の教本
いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)
失われた近代を求めて(上)
「橋本治」のこれもおすすめ一覧へ
▲宗教なんかこわくない! ページトップヘ