消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件―

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

七人もの人間が次々に殺されながら、一人の少女が警察に保護されるまで、その事件は闇の中に沈んでいた──。明るい人柄と巧みな弁舌で他人の家庭に入り込み、一家全員を監禁虐待によって奴隷同然にし、さらには恐怖感から家族同士を殺し合わせる。まさに鬼畜の所業を為した天才殺人鬼・松永太。人を喰らい続けた男の半生と戦慄すべき凶行の全貌を徹底取材。渾身の犯罪ノンフィクション。

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消された一家―北九州・連続監禁殺人事件― のユーザーレビュー

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    購入済み

    読むことを躊躇してしまう内容

    あまりにも凄惨な事件であり、本当にこんなことがあったのかとにわかには信じられない。人はここまで悪魔となれるのか、どうやったらこんな心理状態になるのか、単に例外的な人間として片づけられない思いがした。
    確かに緒方一家は不幸だったのかもしれない。しかし、現在のおれおれ詐欺に象徴されるように正直でまじめなひとたちが不幸な目に遭うという社会は、歪んでいる。
    松永のような人間がこれからも社会に現れないように、出来るだけ社会が努力するしかない。
    かつて、インターネット動画で生きている人間の首を切る残酷なものがあったが、この本は活字だけでも同じくらいのショックを受けてしまう内容である。

    5
    2013年11月30日

    Posted by ブクログ

    あくまでもこの本に対する評価。
    口にするのも恐ろしいような事件の詳細を、本にまとめた筆者に敬意を示します。

    最後まで読んだけど、読むのが途中でしんどくてたまらなかった。
    メンタルが弱い人は読む時期を考えたほうがいいかも。

    1
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    【消された一家 北九州・連続監禁殺人事件】

    ノンフィクションであることに恐怖を感じた一冊。首謀者の松永に関してはこんな人間が存在するのかと戦慄。まさに鬼畜の所業。著者の豊田さんの丁寧な筆致もあり、どれほど異常な状態で事件に発展していったかについて生々しく書かれていました。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    この本は人に対して「面白かった」、「良い本」「ぜひ読んで欲しい」と面と向かって言うことができない、それだけの凄惨な内容がノンフィクションで綴られている
    だからこそこのような匿名の場でしか勧められない、一生残る読書体験が得られると思う

    0
    2026年05月21日

    Posted by ブクログ

    殺し合う家族は内側から北九州連続監禁殺人事件を描くフィクション作品でした。
    本作はそのノンフィクションで、外側から事件を見る、価値のある本でした。

    松永が法廷で皆を笑わせたというところが、本当に怖かったです。
    皆が自分の行いを知っているというのに雰囲気を変えてしまえるということは、
    松永を不審に思った被害者たちが懐柔されてしまったことに一致します。
    背筋が凍りました。

    一方で緒方は、一審の死刑から二審で無期懲役になったということで、フィクション作品から読んだ自分としては救いがあったように思えます。
    彼女は確かに加害者ではありますが、同時に被害者でもあったので……
    この本では上告しようと思うというところで終わっていますが、
    その後、上告審については棄却されたとのことです。

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    傍聴人すら爆笑させてしまう天才的な話術と洗脳力を持つ太。自分には緒方の気持ちが痛いほど分かる書籍だった。逃げることなんて考えられない。これが自分の生きる道としか思えない状況下に飼われるなんてことがこの世には普通に存在する。極めて残忍だが、こんな鬼畜はいくらでもいる。他人事では片付けられない事件だと思った。

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    いわゆるサイコパスによる猟奇殺人事件に関する本はこれまで何冊も読んできたし、それなりに耐性はあるつもりだったけれど、この事件はあらゆる意味で異質過ぎて、うまく言葉が見つからない。

    もし自分が同じ状況に置かれたら、恐らく同じように完全にマインドコントロールされてしまうだろうな、と思えてしまうことが、何よりも一番恐ろしかった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    生半可な気持ちで
    この本を読まない方がいい
    今まで読んだ本で
    一番読むのが苦しくなった

    でも、この本で出来た追体験は
    自分の人生において
    絶対無駄にはならないだろう

    ただ
    諦めずに読めば
    ラストには希望が待つ

    0
    2026年04月02日

    Posted by ブクログ

    【一言感想】
    精神的•肉体的に責められると心理的に支配されやすくなる

    【感想】
    知人にホラー小説はないかと紹介された一冊

    猟奇的で胸糞悪くなるような内容でありながら実際に起きた事件を取材したノンフィクション小説

    北九州で起きた闇金ウシジマくんや映画などでモチーフにされた割と有名な事件で、一人の男の指示で家族同士でコロし合いをさせて犠牲者が7名出るけれどイ体は解体され処理されるという異様な事件だけれど、本書は首謀者の被害者たちへの支配の流れが読んでいて恐ろしかった

    まずは徹底的に甘やかす(相手にとって都合の良い人物となる)⇨お酒などを飲ませて気を緩ませて、相手の弱みや後ろめたいことを聞く⇨弱みを元に脅迫して精神的に追い詰める⇨暴行を加えて肉体的に追い詰める⇨借金までさせ金銭的に追い詰めて依存させる⇨虚偽情報でも認めさせて更に弱みを作る⇨社会的に孤立させる(電話をかけさせ暴言を吐かせるなど)⇨何かにつけて合意書を作成して、日常動作に対しても制限をかける

    何が胸糞悪くなるかと言うと、この事件の首謀者は↓

    極限な状況に置かれた場合、人間の精神の自由度は驚くほど制限され、自由意志などはほとんど存在しなくなる:情動麻痺(p336)

    回避不可能な痛みを経験した動物が、後に回避可能な状況に置かれて逃げようとしなくなる:学習性無力感

    逃げられない状況をつくられることがDV被害の最大の特徴(p315)

    などのDVにて一家を支配させた後の多くのサツ人に関しては曖昧な指示だけをして最後の意思決定や実際の行動を一家に行わさせたことで、首謀者のポリシーで「人を使うことで責任は取らなくても良い」と言う考え方は、昔読んだ"死刑に至る病"という小説の殺人鬼"榛村大和"のサツ人はしたけど自分の意思ではないサツ人は冤罪という考え方を少し思い出した

    自分の殻に閉じこもりやすい(自己肯定感が低い人、プライドが高い人、周囲の目が気になる人など)は弱みを握られた際に、初期段階で周囲に相談をしにくく、そのまま徐々に支配されやすいそうだけれど、現代では人との関係性が希薄が指摘されているので不安感が強い人は弁舌が上手い人に緩やかに支配されそうだと、本を読んでいて勝手に思ったりしました

    DVや心理的支配について勉強にもなるので、教訓的な本として、良いけれどもグロテスクな描写も多いので体調やメンタルが安定している時に読まないとけっこうシンドイと思う

    0
    2026年03月26日

    Posted by ブクログ

    とにかくしんどい。
    お金目当ての監禁洗脳だとしても、文字で見ただけで顔顰めるような行為を、徹底的に尊厳を失う行為を何の抵抗もなく命令しているのが全く理解できない。そこまでしなくてもよかったのでは、という言い方が合ってるのかは分からないが、全て見ても松永という人間が分からない。分からなくて正解だと思うが。

    0
    2026年01月03日

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