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Posted by ブクログ
「東大話法」シリーズ四冊目とのこと、あとがきが感動的である。歴史家かくあるべし。テイストは『ジャパン・イズ・バック』を思い出した。戦前〜戦後史、歴史は「物語」としてしか理解されない、その物語に引き込まれる説得力。前半の辛口な学歴エリートの生態から面白いのですが、後半、commitment や、懐疑主義からの離脱など、鮮やかで盛り上がる。「そのうちなんとかなるだろう」は恩師の近著のタイトルでもある。昭和三十年代は「生まれてませんから」という気持ちになりがち。わたしたち(団塊ジュニア)にはどんな歴史が語れるだろう、やっぱり絶望かな…(2019-12-10)
Posted by ブクログ
東大教授(専門は満州国経済)である著者が、東大卒の「学歴エリート」が日本を蝕んでいることを、多数の例で説明しようとしている本。官庁と大学では、自分の所属する「ムラ」を守るためなら何でもやる「立場主義」により、専門家としての責任を放棄し、間違った情報を国民に流布していることを指摘している。その一方、民間企業における東大卒業生の評判は、「事務処理能力が抜群に高い」ものの「答えのない問題に対処できない」という意味では無能であるとされており、その証拠として、社長や役員の東大卒比率が年々低下している事実を指摘している。この本に書かれている東大卒業生のイメージは、「客観性」の大義名分のもと「無責任な傍観者」であり続けるが、自身の「立場」が危うくなると、どんな不正にも手を染めるどうしようもない人たち、といった感じで、非常に激しい主張を展開している。著者自身が書いているように、本書の記述は「客観性」を(意図的に)欠かせていることもあり、かなり無理筋の議論が少なからず含まれているが、その一方で、東大卒業生に代表される高学歴エリートの問題点や弱点を炙り出すことには十分成功しており、一読に値する本だと思う。
Posted by ブクログ
本当は学術新書として、学歴について客観的にメリットデメリットを突き詰めた話を読みたかったから買った。
ぶっちゃけ激しい学歴コンプレックスでも感じている人でないと、読んでいて大きな関心が持てないと思う。
そのほかの人にとっては何か読んでてもどうでもいいなーって無関心にぱらぱらーと読む程度の本。
共感や否定的に思えるほどのめり込めずに、読みたい内容でもなかった。
でも、日本は「立場社会」になっている!これは危ないことなんだ!って言ってるのはあー確かにーそういう捉え方もあるなってのは盲点。
こういうのを拾い集めるのが読書の醍醐味とこじつけておく。
星は3つ。
Posted by ブクログ
著書を読んでいて「エー」と思う個所があった。それは「恋人は同志社、結婚は京大、阪大は引越しの手伝い」という1980年代当時の関西の受験生のことわざだ。どうして阪大が引越しの手伝いなのか分からない。
「学歴エリート」は、なんちゃって、あるいはエアー何とかが得意なのだなあと改めて思った。それは、著書で、高度経済成長期に彼らは、ほんの少し前まで戦争をしていた時代があったのに、「夢と希望に満ちあふれた時代へと偽装工作をおこなっていた構図」と言ったことを述べている。
今でも、福島原発は危険な状態なのに「終息宣言」を出して、国民をたぶらかしている。一貫しているのは、「学歴エリート」が自分たちの「立場」を守ることを一丁目一番地にしている。その姿勢にブレは全くない。
著者によると立場三原則なるものがある。それは以下のものだ。
1.役を果たすためには何でもやらなくてはいけない。
2.立場を守るためには何をしてもいい。
3.人の立場を脅かしてはならない。
ここから「無責任男(女)」が出てくるわけだな。「無責任」なのは「適当大魔王」の高田純次だけで十分だ。
著者ははじめにで、「東大話法」によってつくられた「欺瞞」が崩壊していくなかで、またも高度経済成長やバブルを期待するかのような、かけ声だけは勇ましいハリボテの経済政策が掲げられていますと述べている。
都合の悪いことはごまかす(ex(記憶にございません))、謝罪したふりをして乗り切る、自分の立場第一で話の展開を進めるなど「東大話法規則20か条」と言ってモノが著書の最初の方で書かれている。
今度の選挙も「東大話法」、「霞が関文学」に注意して投票しないとけむに巻かれる可能性が高い。「霞」という位だからモヤモヤしていていつの間にかドロンなんて朝飯だからなあ。
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