鋼鉄の叫び

鋼鉄の叫び

968円 (税込)

4pt

自らの意志で特攻攻撃から生還した元特攻隊隊員……テレビプロデューサーの雪島忠信は、その男の行方を追い始めるが……!? 時代に翻弄される人間の価値観の本質を描いた、本格ヒューマン・ミステリー!

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鋼鉄の叫び のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年07月30日

    作者はリングシリーズの鈴木光司さん。

    特攻をテーマにしておりこの本の厚さから『永遠の0』を思い出してしまう。

    主人公はテレビディレクターの雪島忠信、人妻である倉沢菜都子と不倫中!?
    そんな雪島がある時ほんの閃きから神風特攻隊をテーマとしたテレビ番組を作りたいという気持ちに駆られてしまう?
    雪島と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月18日

    忠信って名前から浅野忠信の顔しか出てこなかった。永遠の0の前にこういう系小説があったとはって感じ。
    忠信と菜都子と雄幸の関係とか、和宏と峰岸とかの関係を中心に話が進んでくんだけど、最後にそう繋げてくるかと。ちょっと峰岸のことはムリがあるような気もするけど、いい話だった。

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    Posted by ブクログ 2014年06月09日

    『特攻に出撃するまでの葛藤と苦悩がよほど大きかったせいか、無人島で生きることが過酷と思わないのだ。むしろ快適でさえある。なにしろここには不合理がなかった。もっと厭うべきは、不合理と集団が結び付いてもたらされる、無形の圧迫である。重く澱んだ集団の空気は、世界を狭く、住みにくいものとする。何が嫌といって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月11日

    特攻というものは、日本人だから理解(賛成ではない)できる日本独特の集団的心理
    で、それに追いつめられて逃げられる若者なんて殆どいない。それをやってのけ特攻
    から帰還した兵士。
    強い意志を持つことも大切だが、これを表に出さず和を尊ぶのもこれまた日本人。た
    だただ共感するだけではなく、色々と考えさせてく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月25日

    場面の描写が長いので長編になったが面白いので休むことなく読める。
    作者の表現力は素晴らしく読みやすい文章だ。話は出来すぎなところがあるが小説だから仕方ない。特にインディアンに結びつけるところが、「えっ、これってあり?」と思うが。

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    Posted by ブクログ 2017年12月31日

    (オーディオブックにて)
    特攻隊にまつわる物語。その物語自体は素晴らしい。おそらくかなりの取材をしたのでしょう。
    話したくない人たちもたくさんいたことはこの小説を読んでいてもわかる。
    そして驚く邂逅と事実に行き当たる。
    そこに不倫となる恋愛が意味もなく絡まっているところがどうかな、と思ったけど。

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    Posted by ブクログ 2023年02月23日

    峰岸中尉にモデルはいるのか?という、忠信そのもの的な余韻が強い。忠信と菜都子と雄幸はどれもダメだったけど、中尉には惹かれた。フィクションじゃなく、ちゃんと知らないといけないなと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年08月04日

    「鋼鉄の叫び」鈴木光司
    ヒューマンドラマ。彩度の高い光景。

    すこしSFが入る日本軍兵士物語かと思っていたら、あにはからんや骨太のヒューマンドラマでした。
    登場人物ひとりひとりが、濃いなあ。

    なぜ、この物語が描かれなければならなかったのか、についてはかなり気になりながら読んでいました。
    鈴木光司が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年02月21日

    章ごとに描く人物が変わるのは全然いいんだけど、
    章の途中で入れ替わったり、唐突に主役が変わったりとか
    ちょっと注意力が散漫になりがちで、少々苦手。

    何も考えずに手にとったこの本が、特攻隊を扱っていたのに
    言い知れぬなにかを感じてしまう。

    途中まで不倫話いるの? と思っていたが、
    最後に必要だった...続きを読む

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