人間失格

人間失格

小説・文芸
440円 (税込)

2pt

「恥の多い生涯を送ってきました」3枚の奇怪な写真と共に渡された睡眠薬中毒者の手記には、その陰惨な半生が克明に描かれていた。無邪気さを装って周囲をあざむいた少年時代。次々と女性と関わり、自殺未遂をくり返しながら薬物におぼれていくその姿。「人間失格」はまさに太宰治の自伝であり遺書であった。作品完成の1か月後、彼は自らの命を断つ。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    人間失格
  • タイトルID
    :
    214622
  • ページ数
    :
    212ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年07月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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人間失格 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世間からの評判で一度は読んでみなくては。と耳にする度思っていた作品だった。
    初めは自分に似ているなと思った。道化を演じ、女に縋り、一時の安心を求めているところが本当にそっくりだと思った。私は自分のそれを言語化することなどできず、ただ一心に女を求めて生きていたので関心するばかりであった。
    しかし、読み進めているうちに私と太宰はまったくの別物だと気づいた。
    私は愛情を受けることを怖がってもなかったし、むしろ1人の人から深い愛を受ければ受けるほど、安心しきってそこに沈んでいた。
    読み終わって私は自分の浅薄さを恥じた。

    0
    2026年07月20日

    Posted by ブクログ

    自己批判を繰り返す男が、心中や自殺を図る話

    葉蔵は執拗に自身を責め続け自殺する。自責が見事で呆気に取られるほどだ。だが死ねず答えは出ない。で、あなたはどうなの?と毎度問うてくる。やはり答えは出ず仕方なく私は1日生きる。死の底から生を投げつけてくる本

    0
    2026年06月20日

    Posted by ブクログ

    高校生のときに初めて読んで、この度31歳で読み直した。だいぶ印象変わった。高校生のときはなんでこの人生が人間失格なんだ?とさえ思った。女にもてて楽しそうじゃん。読み直したとき、自分を隠して生きることは辛いよなぁと思えるようになっていた。

    0
    2025年07月14日

    Posted by ブクログ

    葉蔵の考え方や感じ方、生き方のすべてが、はじめは自分とは相容れないもののように感じました。滑稽で不安定で、まるで他人事のように思えたのです。

    けれど読み進めるうちに、彼の脆さに目が離せなくなり、嫌悪と共感が混ざり合うような、不思議な感情が心に残りました。

    気づけば、自分の中にも彼と似た弱さや恐れを見出していました。そして最後に登場するマダムの言葉に、まるで自分自身までも救われたような気がしました。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    主人公葉蔵は幼少期から「人間」というものが理解できず恐怖の対象だった。
    必死に「道化」を演じながらな何とか世間を乗り越えていくも、東京へ上京するのをキッカケに酒、女関係などに溺れていく。
    それは徐々にひどくなり、アルコール依存症、薬物中毒そしてついには「人間失格」へと成り果てる。
    死とは生とは、本音とは、人とは世とは…苦悩と葛藤を深く問いかけてくる、日本が誇る文豪「太宰治」の渾身の自伝風小説。

    太宰が死ぬ一ヶ月前に書いた「人間失格」。
    本人の経験もあり、描写が想像を絶するくらい生々しく重みがある。
    けれど、暗くて重々しい物語なのになぜだかするりと読めてしまうのは、さすが太宰の手腕としか言いようがない。
    色々なことを問いかけてくれる作品。
    まさに日本の永遠の名作。

    人生という迷路に迷い込んだ夜に読むべき作品。

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    有名すぎる作品なので読んでみないと、思い読んだが頷ける部分かなりあってこれが太宰治かぁ〜となった読後はやはり病みそう笑

    0
    2024年11月18日

    Posted by ブクログ

    太宰の最後の作品
    今まで嘘で周りの人を笑わせてきたが、ある人に見破られ、酷く落ち込み。その嘘が周りにバレないか不安でその人に付き纏う
    そこら辺に少し人間味を感じた
    ある日、自分を人間にしてくれる人と出会う。その人といるときだけ、自分があるように感じていた。
    またある日、初めて恋に落ちた。
    その人は自分が2、3股していることを話しても全て本気で冗談と受け取る、本当に純粋無垢な子だった。だが、自分を人間にしてくれた人に汚され、もうその子は純粋無垢では無くなり、主人公は堕ちるとこまで堕ちた。
    どこか美しく美術的な何かを感じる作品だった。

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    失敗しても悪いことをしても自分は罪に問われずうまく世の中が進んでいってしまいます。昔からそうでした。海と毒薬の戸田くんもそうですね。自分は不都合がないので訂正もせず放っておくのですがそれはずる賢いからではなく深く考えれないので動けずにぽかんとしているのです。人間失格の手記の主人公も同じ境遇でしょう。結局は周囲の人たちに恵まれて助けられていく。人間の意志を超えたところにからくりがあるのならそれを神さまと呼ぶこともあるのでしょうね。主人公は社会的、道徳的には失格なのでしょうが、人間としては真に突き進んで生きれたのではないでしょうか。シゲ子とシヅ子との幸福に留まれなかった気持ち何となくわかります。

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    私がまだ高校生だからなのかわからないけど、理解しきれない部分もあった… し、これを完全に理解できる未来も嫌な気もする…
    葉蔵はお道化をするくらい地頭とか頭の回転は早かったようだが、人間としてはとても不器用なタイプなんだと思う。そして、いい人すぎたというか… 全く姑息でないところが人間らしくなくて生きづらいんだと思う。
    母が田舎に帰りたいってよく言うのは、都会の人の方が醜悪な所も原因なんだろうなぁと読みながら思った。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    私個人の身の回りで、「楽観的に、人生を謳歌し、苦痛のない人」は一人としていない。
    皆心のうちに悩みを抱えている。今ではなく、その時々のライフステージにおいて付き纏う。

    大変恵まれた門出の主人公もそんな一人。
    自らを偽り道化として振る舞い、周囲の大人の信頼を得て、簡単に女を手に入れる。どこで道を誤ったのか。
    酒に溺れ、金に苦心し、手に職をつけられる根気は養われず、薬物中毒者として世間より隔離された。

    人間らしい、それでいて分岐点が無数にある人生の選択を悉く誤ったものを失格者と呼び捨てるのは、太宰治自身の人生の後悔を表しているのだろう。

    二つの道の選択がある時に、「より困難な道を選ぶ。そうすれば人生が上等になる」と考えていたが、この本を読むと「人生を落第させないために苦行すべき」なのかもしれないと考えを改めた。

    0
    2026年07月25日

人間失格 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社文庫
  • タイトル
    :
    人間失格
  • タイトルID
    :
    214622
  • ページ数
    :
    212ページ
  • 電子版発売日
    :
    2013年07月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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